2021年2月16日、ヤフー株式会社は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDN) の提供終了日と実施内容について決定したことを発表しました。
※Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDN)は以下、YDNと記載
予定では、2021年6月23日に提供を終了し、提供終了後はYahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)に移行されます。
※Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)は以下、YDAと記載
※参考リンク:
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDN)提供終了までのスケジュール
提供終了の2021年6月23日までは、段階的に機能が制限される予定です。
2021年4月7日以降、YDN形式のキャンペーンについては運用型形式へ強制変換が開始されるようなので、早めにYDAへの移行対応を進めておくことをおすすめします。
提供終了までに必要な対応
現在、YDNで広告を配信している場合は、YDN形式のキャンペーンを運用型形式に変換して作成する必要があります。運用型形式のキャンペーンを作成する方法は4つのパターンがありますが、媒体は工数が最も少なく、YDNの配信実績を引き継ぐことができる既存のYDNキャンペーンを変換するパターンを推奨しています。
キャンペーン形式の変換については、広告管理ツール上で行う方法と、システムによるキャンペーン一括変換する方法の2種類がありますが、システムによるキャンペーンの一括変換申請に関しては最終締切が2021年2月28日のため、注意が必要です。
※参考リンク:Yahoo!広告ヘルプ「YDAのキャンペーンに変換する手順」
※参考リンク:Yahoo!広告ヘルプ「YDAキャンペーンへの一括変換を申請する」
キャンペーン変換後は一度設定すると変更不可の項目や、設定した内容によっては課金方法が変わることがあるため、目的に沿った正しい設定になっているかを必ず確認しましょう。また、配信ロジックが変更されることでパフォーマンスの傾向が変わる可能性もあるため、パフォーマンスの変動にも注視する必要があります。
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)スタートガイドには、変換手順のほかに資料や解説動画も掲載されています。移行手順や注意事項、YDNとYDAの違いなどについて理解してから対応することをおすすめします。
※参考リンク:
YDNからYDAへ。今後期待されること
YDNからYDAに変わり、キャンペーン構造の変更や配信アルゴリズムの刷新、管理画面のリニューアルなど様々な機能が改善されています。また、これまで分かれていた予約型広告ともサービス統合され、より柔軟な広告配信が可能になりました。
長年利用したYDNの提供終了は寂しい気持ちもありますが、YDAはYDNと比較してパフォーマンスが改善した事例も多いようです。
また、2021年2月24日にはターゲティング機能のアップデートも予定しているようなので、今後もサービス向上のための機能改善に期待ができそうです。
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