Googleは2020年1月13日(月)、予算シミュレーションと入札単価シミュレーションに関する機能のアップデートを発表しました。
目次
入札戦略「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」を適用しているキャンペーンにて予算シミュレーションが確認可能に
「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」の入札戦略を利用しているキャンペーンで1日の予算を変更する場合、下図のような予算シミュレーションが表示されます。日予算を変更することで得られるクリック数、費用、ページ上部のインプレッション数、コンバージョン数、コンバージョン値の見積もりが表示されるため、最適な予算配分が可能です。
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入札戦略「目標広告費用対効果」で入札単価シミュレーションが確認可能に
今までは、「個別クリック単価制」や「目標コンバージョン単価制」を利用している場合、入札単価シミュレーションを確認することが可能でした。今後は、「目標広告費用対効果(ROAS)」利用時も入札単価シミュレーションを確認することができます。
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入札単価シミュレーションが閲覧できる箇所
現在、入札単価シミュレーションが閲覧できる対象は以下です。
通常の入札単価シミュレーション
上限クリック単価(上限CPC)の変更が、キーワードや広告グループの費用、クリック数、表示回数、コンバージョン数、コンバージョン値にどのように影響するかを推測できます。この機能は、[広告グループ]ページと[キーワード]ページで確認可能です。
キャンペーン入札単価シミュレーション
キャンペーンの入札単価(目標CPAなど)の変更が、掲載結果にどのように影響するかを推測できます。この機能は[キャンペーン]ページで確認可能です。
ショッピングキャンペーンの入札単価シミュレーション
入札単価の変更が、商品グループの掲載結果にどのように影響するかを推測できます。この機能は[商品グループ]ページで確認可能です。
動画キャンペーン入札単価シミュレーション
上限広告視聴単価の変更が、通常の週あたりの動画トラフィックにどのように影響するかを推測できます。この機能は[キャンペーン]ページで確認可能です。
ホテル キャンペーン入札単価シミュレーション
上限クリック単価または上限割合クリック単価の変更が、ホテルグループの最近のパフォーマンスにどのように影響するかを推測できます。この機能は[ホテルグループ]ページで確認可能です。
入札単価シミュレーションの仕様と注意点
入札単価シミュレーションは、過去7日間の入札単価が別の値だった場合の想定掲載結果を示すもののため、将来の掲載結果を予見するものではありません。
また入札単価以外の条件(配信している広告、ランディングページ、競合の広告、競合の入札などが)が同様という前提で算出されています。
そのため、今後数週間で広告の掲載結果が大きく変わる可能性がある場合(期間限定セール、メディア掲載、大型連休など)は、どこまで予測データを参考にすべきか、慎重に検討する必要があります。
2020年もGoogle 広告のアップデートは続きます。新しい機能が追加された際は、仕様を確認して、正しく活用していきたいですね。