新年あけましておめでとうございます。東京オリンピックイヤーとなる2020年。どんな年になるのでしょうか?きりの良い数字だし、ちょっと期待が膨らみますよね?
まずは、今年についてインターネットで調べてみると、干支を解説するサイトが幾つもでてきます。
2020年は子年(ねどし)ですが、いくつか読んでみると要は、2020年の干支は「庚子(かのえ・ね)」で、干支は10種類の十干(じっかん)と、12種類の十二支の組み合わせで60種類が存在していて60年で一巡する。2020年は十干が「庚(かのえ)」、十二支が「子(ね)」であり、2つ合わせて干支は「庚子」となるというようなことが分かってきます。
このことについて調べているときふと、今さらながらに便利な時代になったんだなあと感慨深い気持ちになりました。
インターネットの普及・進化とともに、今まで知ることの少なかったことや人と出会う機会が格段に広がって、世界が身近になってきている実感もあります。
ただ一方、昨年末にニューヨークタイムズで、The Decade Tech Lost Its Wayという、この十年のテクノロジーがもたらした世界の変化についての特集記事でも指摘しているように、Social Networkはアラブの春を推進したけれど、結局自由な情報活用・発信スタイルが不正利用の温床を生み出し、世の中を混迷させているという面も真実で、現在はむしろ、こうした便利に広がったネットワークの弊害の方が深刻な事態として問題視されています。
※参考リンク:
また、デジタル・マーケティングに関しても、不正や消費者保護の点での問題点が目立つようになり、個人情報の取り扱い方についての見直しなどが進行中です。
昨年12月に発表されたJIAAの「インターネット広告に関するユーザー意識調査」では、インターネット広告の評価は、他媒体に比べて2~3倍も「しつこい」「邪魔」というネガティブ・イメージが高いという結果になっています。
※参考リンク:
Google AdWords(現Google 広告)が、利用者にネガティブなイメージを持たれない、インターネットならではの広告スタイルを創造し、その後、運用型広告として他のプラットフォームにも影響を与え発展してきた、という15~16年の経緯を見てきた自分にとっては、とても残念な状況だと感じています。
広告運用者にとっても自分たちの仕事の結果が、利用者にとってネガティブな印象を持たれている、というのは全然嬉しいことではありませんよね。
冒頭の干支の話に戻りますが、幸い、2020年の干支「庚子」は、新たな生命が芽吹いたり、繁栄の始まりという意味があるようです。なので、今までの試行錯誤から、いよいよ新たな発展へのモデルが生まれる年、とポジティブにとらえて、より一層「利用者に寄り添う」運用広告の手法や従事者の皆さまを支援し、情報発信して行きたいと考えております。
本年もUnyoo.jpを宜しくお願い申し上げます。