Google 広告は2019年11月5日、バンパー広告にCTA(Call-to-Action)表示オプション、TrueViewアクションキャンペーンにサイトリンク表示オプションを追加していくことを発表しました。執筆時点ではそれぞれ未実装で、今後数ヶ月以内の実装が予定されています。
バンパー広告でCTA表示オプションが利用可能に
2019年内に、バンパー広告でもCTA表示オプションが利用可能になります。
CTA表示オプションはTrueViewインストリーム広告に先行実装されており、以下は表示イメージです。青い「BOOK」のボタンがCTAにあたります。
Image: Google 広告ヘルプ
2018年12月にインストリーム広告へのCTA表示オプションの追加が発表された時点で、将来的にバンパー広告やTrueViewディスカバリー広告にもCTA表示オプションを追加することが発表されていました。
参考リンク:
TrueViewディスカバリー広告への実装時期はまだ発表されていませんが、どちらも利用できるようになるのが楽しみですね。
TrueViewアクションキャンペーンでサイトリンク表示オプションが利用可能に
今後数ヶ月以内に全てのTureViewアクションキャンペーンで、サイトリンク表示オプションが利用可能になります。
本機能を利用すると、製品詳細ページやキャンペーンページなど任意ページへのリンクを動画広告に追加できます。リリース後、広告表示オプションタブから設定が可能になるようです。
Image: Google 広告ヘルプ
アメリカの広告主(30社)を対象にしたベータテストでは、本機能の導入により、コンバージョン数が23%増加、クリック数が50%増加したとのことです。
一方、TureViewアクションキャンペーンはインストリーム広告のフォーマットでのみ利用できるため、別の動画の前後や途中に広告が再生されます。さらに再生開始から5秒経過すればスキップも可能で、そもそもサイトリンク表示オプションに気づかなかったり、気づいても遷移しないケースも考えられます。
以前、冒頭で新垣結衣さんが「飛ばさないでね」と呼びかけることで、スキップできない5秒間を巧みに利用した動画が話題になりました。サイトリンク表示オプションを利用する際も仕様を踏まえた上で、動画の構成を工夫できれば、ユーザーにより興味や好感を持たれるクリエイティブにできそうです。
参考リンク:
もちろん動画の制作費を考えるとハードルは高いですが、ただ機能を適用するだけでなく、どうすれば効果的な動画クリエイティブにできるか、工夫していきたいですね。