Yahoo!スポンサードサーチでオフラインコンバージョンのインポートが可能に
2019年10月30日、ヤフー株式会社はYahoo!スポンサードサーチにてオフラインコンバージョンのインポート機能の提供開始を発表しました。2019年11月13日からの提供を予定しているとのことです。
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通常、コンバージョンデータはウェブサイト上で計測されますが、オフラインなどウェブサイト外で発生したコンバージョンのデータを、広告をクリックしたユーザーを識別するパラメータ「YCLID」と関連付けてインポートすることで、オフライン・オンラインを横断した広告効果を計測することができます。
Googleはオフラインコンバージョン関連の機能をすでにローンチ
今回はYahoo!スポンサードサーチにてオフラインコンバージョンのインポートが可能になりますが、Google 広告ではすでにオフラインデータに関する様々な機能が充実しています。通話コンバージョンや来店コンバージョン、オフライントランザクションのトラッキングやインポートをはじめ、またSalesforceではトラッキングしているリードや営業プロセスの各ステージをGoogle 広告にインポートすることができます。これにより、Google 広告でのオンラインへの投資によって、オフラインでどの程度の成果が得られているかを効果的に測定できます。
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また、2018年10月にはGoogleアナリティクスに「来店レポート」が登場し、オフライン/オンラインの垣根を超えた店舗誘導施策も実用フェーズに入ってきています。
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顧客管理システム(CRM)との連携が必要
本機能の導入により、オフライン/オンラインを横断した広告効果を可視化でき、広告効果を総合的に判断しながら入札戦略に活用することが可能となります。ただし、独自の顧客管理システム(CRM)などでYCLIDをウェブサイトで集めた見込み顧客の情報に関連付ける必要があり、自社CRMとの連携は不可欠となります。本機能の詳細、および設定手順の詳細は、提供開始日(2019年11月13日)以降に案内予定とのことです。
Google 広告やYahoo!スポンサードサーチをはじめ、ここ数年でオフラインデータに関する機能は拡充してきています。今回のアップデートを機に、本機能の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。