2019年10月31日より、米国でベータ版として開始されていた「スポンサーディスプレイ広告」が日本のアカウントでも作成できるようになりました。 これに伴い、既存の「商品ディスプレイ広告」キャンペーンは「スポンサーディスプレイ広告」へ広告タイプが変更になっています。
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Amazon広告 スポンサーディスプレイ広告の実装
スポンサーディスプレイ広告は2019年9月に米国でリリースされたばかりの新しいキャンペーンです。「Views」ターゲティングを使用するとサードパーティのWebサイトやアプリにもディスプレイ広告を表示できるという特徴があります。
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ただし、今回日本で利用できるようになったスポンサーディスプレイ広告には「Views」ターゲティングが存在しないため、現状の配信面はすべてAmazon内となります。
ブログには今後の追加アップデートを見込んでいると記載がありますので、いずれAmazon外へも配信できるようになるでしょう。
We anticipate releasing additional features that enable you to reengage shoppers both on and off Amazon within the above marketplaces.
(上記のマーケットプレイスでAmazon内外の買い物客を呼び込める追加機能をリリースする予定です。)
既存の「商品ディスプレイ広告」キャンペーンは今回登場したスポンサーディスプレイ広告へ吸収されています。ターゲティングは「興味・関心」と「商品」のふたつで、これは以前の商品ディスプレイ広告と同じです。
広告グループの登場
スポンサープロダクト広告キャンペーンに限り、Amazon スポンサー広告の広告コンソールからキャンペーン配下に広告グループを作成できるようになりました。
広告グループはターゲティング、商品ごとなどにグルーピングする機能で、季節商品の入れ替えや価格帯別・ターゲット別の分類に役立ちます。
広告グループ(Amazon サポートセンター):
今まではセラーセントラルを利用した広告アカウントでのみ広告グループを作成可能で、ベンダーセントラルを利用している場合は広告グループという階層自体が存在しませんでした。
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既存のスポンサープロダクト広告キャンペーンでは「Ad Group 1」という広告グループが自動で作成されており、今後スポンサープロダクト広告キャンペーンを新規作成する際は必ず1つ以上の広告グループを含める必要があります。
「広告グループの設定」から広告グループ名を変更することもできますので、改めてアカウント構成を再考されることをおすすめいたします。
現在はスポンサープロダクト広告のみの対応ですが、いずれスポンサーブランド広告にも実装されればクリエイティブ別テストにも活用できるようになりますね。今後の進化を楽しみに待ちたいと思います!