米国MightyHIVEは2019年2月13日(木)に、東京にオフィスを開設することを発表しました。
「日本のクライアントが自らのプログラマティックオペレーションをよりコントロールできるよう、地域に根ざした人材が支えることが肝要です」と同社共同創業者兼COOのクリス・マーティン氏は述べています。同社は東京オフィスを年内に25名のフルタイムの従業員体制にすると表明しています。
マーティン・ソレルの次の動きを支える新世代コンサルタンシー
MightyHIVEは、統合的なプログラマティック・バイイングおよびアナリティクスに関するコンサルティングとサービスを主軸とした新世代のコンサルタンシーです。メディアオペレーション、トレーニング、データやアナリティクスに関する各種支援を、広告主のみならず広告代理店、メディアに対しても提供するという点で、これまでにないポジショニングの会社であると言えます。
MightyHIVEが提供するサービスの一例として、Google Marketing Platformがあり、DoubleClickや360シリーズ時代から手がけています。その導入・活用をフルサポートできる数少ない企業の一つですが、これを広告主のみならず、広告代理店が活用できるよう支援できるのも、ユニークな点です。
同社は本社がサンフランシスコにありますが、オークランド、ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、ストックホルム、シドニーに次いで東京と、順調に拡大を続けています。2018年にマーティン・ソレル率いる新世代エージェンシーであるS4 Capitalと統合したのも記憶に新しいです。マーケティングとテクノロジーを融合させたサービスとソリューションで、これまでにない立ち位置で、広告主、広告代理店、メディア、大手プラットフォームと付き合いつつ、支えていく、という点で、インハウス化やテクノロジー活用が課題になりつつある日本の業界でもどのように受け入れられていくのか、大変注目に値すると思います。