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商標権侵害の申し立てを一部の広告主に提供開始
ヤフー株式会社は、商標権者からの申請により、広告文への商標の使用を制限する取り組みを試験的に開始しました。
試験提供期間中のため商標の使用制限の申請は、一部の広告主に限り提供されています。申請による商標の使用制限は、全広告主が対象です。
商標による使用制限の状況を確認する方法
商標申請により広告の配信が制限されているか否かは、管理画面から確認が可能です。スポンサードサーチの広告一覧画面にある「表示項目の編集」を選択し、新たに追加された「制限ステータス」という項目から確認ができます。
以下は「制限ステータス」の表示内容とその説明です。
商標による使用制限を解除する方法
商標が含まれている広告でも、以下の2つのケースでは広告を掲載できる可能性があります。
①商標権者から許可を得た場合
使用が制限されている商標を広告文で使用したい場合、広告主から商標権者等に直接連絡を取り使用許可を得ることで利用可能となります。
ヘルプページには、以下のように記載されています。
・商標権者等から商標の使用について許諾が得られた場合、商標権者等から弊社に対し使用許諾の申請が必要です。商標権者等に必要な情報をお伝えのうえ、弊社への使用許諾申請を依頼してください。申請の承認後、当該商標を広告文で使用できるようになります。
申請完了後、登録済みで制限ステータスが「制限あり」の広告の配信を再開するためには、管理画面での作業が必要です。詳細は、下記URLの「商標権者の許諾を得て使用する場合」の部分をご参照ください。
②商標の使用意図が異なる場合
使用が制限されている商標と同じキーワードが含まれているが、商標自体を指しておらず、商標の使用意図が商標権者の意図と異なる場合は、新規広告作成画面から再判定の申請が可能です。
例として、ヘルプページには下記が記載されています。
広告文に「スポンサードサーチ」という語句が含まれている広告について、商標「スポンサー」の使用制限に該当するとして掲載不可となった。この場合、「スポンサードサーチ」は商標「スポンサー」として使用しているわけではないので、広告の再判定を申請する。
管理画面での作業方法の詳細は、下記URLの「商標の使用意図が異なる場合」の部分をご参照ください。
以前よりGoogle 広告では、商標権侵害の申し立てが可能でした。希望するすべての広告主は、下記URLより申請することができます。
商標の利用制限は広告文には適用されますが、配信キーワードには適用されないため注意が必要です。
Yahoo!スポンサードサーチでは試験提供のため一部広告主のみが申請できる状況ですが、早い段階で全広告主が申請できるようになることを期待したいですね。