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Googleショッピング関連の2つのアップデート
Googleは、2019年1月7日(月)にGoogleショッピング枠、並びにGoogle Manufacturer Centerに関連する2つのアップデートを発表しました。
1.ショッピング枠にリッチなコンテンツを追加
Googleショッピングの商品ページに、商品情報が視覚的にわかりやすいレイアウトでまとめられたリッチコンテンツが追加されるとのことです。これにより、顧客が注目するであろう製品の特長や機能を強調して紹介することが可能になります。
上記のような画面は、例えばスマートフォンで「冷蔵庫」とGoogleで検索して、①「ショッピング」タブから、②「価格を比較」を選択、③リンクしたページで確認できます。現状は、価格・商品情報・取り扱いオンラインショップなどが表示されていますが、この箇所にリッチコンテンツへのリンクが追加されることが考えられます。
また本機能のローンチパートナーとしてWebCollageが紹介されています。WebCollageは小売業者のA/Bテストを通して、より多くのビジュアルコンテンツが表示されている場合、クライアントのコンバージョン数が10%増加することを確認したとのことです。
高品質な画像やロゴをManufacturer Centerにアップロードしているメーカーは、今後数カ月以内に本機能が利用可能になるようです。
2.Manufacturer Centerで新しい分析が可能に
Google Manufacturer Centerで下記視点における分析が可能になりました。
- 販売状況傾向:パフォーマンス上位の商品グループやパフォーマンスならびに価格の大幅な変動
- バリエーション分析情報:商品の上位の検索語句や平均価格のトレンド
- グループ分析情報:自社商品と最も頻繁に同時掲載されている競合ブランドや商品
これらにより、製品の広告がGoogleでどのように掲載されているかが把握可能になるため、競合状況に合わせた価格設定や予算投資額を判断することが可能になります。
Googleショッピング関連のアップデートの傾向
Googleショッピング関連のアップデートとして、2018年11月にはMerchant Promotionsが追加されました。本記事で取上げたアップデートも踏まえると、最近のGoogleショッピング関連のアップデートは、サイト遷移前にブランドストーリーや製品の魅力がより伝わるように進んでいると思われます。一方で、Amazonや楽天などのショッピングモール内には、既にリッチなコンテンツに該当するものが存在しており、Googleは今回のアップデートにより、そこに追いつく形にも見えます。そのため、Amazonや楽天にあってGoogleにない機能に関しては、今後徐々に追加されていくことが予想されます。
Google Manufacturer Centerは、2018年の7月に日本でも利用可能となりました。リリースされてから半年もたっておらず、今後も機能が改善されることは確実なため、積極的に活用していければと思います!