2018年12月5日、GoogleはKaggleと統合したことを発表しました。Kaggle Community Connectorを使用して、Google データポータルからKaggleのデータセットに直接接続して可視化することができます。
Kaggleとは?
Kaggleとは、2017年3月8日にGoogleによって買収された機械学習モデルを構築するコンペティションプラットフォームです。企業や研究者などがデータを投稿し、そのデータを活用して参加者であるKaggleユーザー(通常Kaggler)が機械学習などを活用して分析をし、順位を競うことができます。また、上位者には賞金やメダルが授与されます。
データサイエンティストにとっては機会学習を学ぶ貴重な研鑽の場となっています。また、web系企業では技術力の指標としても活用されており、Kaggleで上位に入賞することができれば転職などにも役立ちます。
Google データポータルでダッシュボードを作成することが可能に
今回の発表によって、ユーザーはKaggleのデータセットを参照してファイルを選択し、ワンクリックでGoogle データポータルを起動することができます。そして、ユーザーはダッシュボードを作成してWebサイトやブログで公開することができます。
また、GoogleはオープンソースリポジトリにGoogle データポータルとKaggleのコネクタコードを公開しており、Google データポータルの開発者とKaggleユーザーの両方がより良いソリューションを構築するのに役立ちます。
Googleによると、200万人以上のユーザーと1万以上の公開データセットを持っている世界最大のデータサイエンティストオンラインコミュニティであると主張しており、今回の統合によりさらなる発展が見込まれ、GoogleのAI分野全般の地位向上に貢献するのではないでしょうか。