Facebook広告、オーディエンスサイズの見積もり復活と広告代理アカウントの利便性向上を発表

Facebook広告、オーディエンスサイズの見積もり復活と広告代理アカウントの利便性向上を発表

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カスタムオーディエンスのリーチ数が再び確認できるように

2018年11月29日、Facebookはカスタムオーディエンスのリーチ数見積もり機能の再提供と広告代理アカウントの利便性向上について発表しました。

 

カスタムオーディエンスのリーチ数の見積もりは情報流出問題やGDPR施行に伴って表示されない状態が続いていました。
再提供に至った理由として下記の通り「プラットフォームの利便性を損なわずにユーザーのプライバシーを保護する新しい方法」が見つかったとしています。

After removing access to Custom Audiences sizes earlier this year, we have since found new ways to preserve the integrity of our platform and the privacy of our users, while also restoring access to this functionality.

広告プランを検討する際にオーディエンスのおおよそのリーチ数が無いと推定値も大幅にずれてしまうおそれがあったため、広告運用者として喜ばしいニュースです。
ただし、「保存済みのオーディエンス(Saved Audience)」作成時にカスタムオーディエンスを選択すると「Data is not available.」と表示され、こちらではサイズの確認ができないためご注意ください。

 

規約への同意も効率化、広告代理アカウントは設定をすることで利便性が向上

2018年7月より施行された「カスタムオーディエンス利用規約」の改定は広告アカウントすべてで表示され、それぞれで同意を示すことがカスタムオーディエンスの利用にあたり必要でした。
しかし今回、同一のビジネスを目的としてビジネスマネージャ配下にある広告アカウントであれば一度の同意で他の広告アカウントにも適用されるように変更されました。
広告代理店など異なるビジネスを擁するビジネスマネージャにはこの変更自体は適用されませんが、広告主と同じビジネスのための広告アカウントであることを設定する機能が新しく誕生し、この設定をすれば同様に複数回の承認が不要になったようです。

 

この広告主と同じビジネスのための広告アカウントであることを設定する機能、「Advertise on Behalf of Another Business」の設定は必須ではありませんが、設定することで下記のメリットがあります。
・同ビジネス内であれば「カスタムオーディエンス利用規約」の同意が1回で済む
・「オーディエンスの重複」ツールなどを含むオーディエンスマネージャーの広告主と同じ環境でのアクセス、利用が可能に
・「この広告が表示されている理由(Why am I seeing this?)」機能において広告主のビジネス名称が表示される

広告マネージャの「オーディエンス」タブには下記のように表示されています。

まだ日本語のヘルプページや手順が用意されておらず、機能自体も「徐々に適用されます」とのことですが広告代理店や代理出稿しているパートナーにとっては便利な機能ですので、設定を検討してはいかがでしょうか。

 

 

騒動への対処で追われただろう2018年、しばらく広告関連のポジティブなアップデートは鳴りを潜めていましたが運用者にとって障りとなってしまった箇所を解消する内容です。今後もプライバシーには配慮しつつ、効果的なアップデートを期待したいと思います!

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