2018年12月20日頃より、Amazon スポンサー広告の管理画面に「ポートフォリオ」機能が追加されました。
これはキャンペーンをグループ化し予算設定や請求書をまとめられる機能で、本アップデートに合わせてストアもポートフォリオごとに複数制作できるようになりました。
ただし、ポートフォリオにまとめられるのはスポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告(旧ヘッドライン検索広告)のみで、商品ディスプレイ広告は対象外です。
アカウント内に複数のブランドや期間限定キャンペーンなどが混在している場合、今まではキャンペーン名にその要素を含めてフィルタしたり、手動でキャンペーン間の予算アロケーションを設定したりという必要がありました。ポートフォリオの登場によりこれらの作業が簡便化され、広告運用者にとってありがたいアップデートと言えるでしょう。特に複数ブランドを横断して管理しているアカウントにて恩恵が大きそうです。
ポートフォリオの作成方法
一見、管理画面を見ただけではどこから作成するのか分かりにくいですが、下記のボタンをクリックするとサイドバーが表示され、ポートフォリオの作成へと進むことができます。
ポートフォリオごとの上限予算設定が可能、設定に注意
ポートフォリオでの予算を設定し予算上限や終了日に達した場合、ポートフォリオに含まれるキャンペーンの配信は停止されます。
キャンペーン単位では「日予算」を設定しますが、ポートフォリオ予算は「日予算」ではありません。たとえば月あたりの最大予算を設定した場合、次月用に予算を追加していく必要があるためご注意ください。月次の繰り返し設定、複数予算の紐付け設定などができるようになるとさらに嬉しいですね。
ポートフォリオの予算上限をどのように決めることができますか?
Amazon Advertising ヘルプより
広告主は、終了日なしで予算を設定する(例: Lego Star Wars のポートフォリオについて、予算 $50,000 をすべて使い切るまで継続する)、または期間を指定する(例: ホリデーシーズンの 12 月 1 日から 12 月 31 日の期間中に Lego Disney のポートフォリオの予算 $10K を使用する)ことができます。ポートフォリオの予算がなくなると、予算上限を引き上げるか削除しない限り、ポートフォリオ内のキャンペーンは休止します。
毎回のことながらAmazonのアップデートスピードには驚かされます。今回は年末の慌ただしさの中でのアップデートとなり対応に手が回りにくい方も多いかもしれませんが、便利な新機能ですので活用を検討されることをおすすめいたします!