Ad podのテストを開始
Googleは、2018年11月21日(水)に、Ad podのテストを開始する事を発表致しました。Ad podとは、YouTubeでの動画視聴時に、動画広告を2つ続けて再生させる広告になります。2018年中に、デスクトップにてテストが開始され、その後、モバイルやテレビスクリーンにも拡大を予定しているとの事です。
Ad podがテストされる背景
Googleの調査によると、動画視聴者は、動画広告の長さだけでなく、動画広告の再生頻度にも非常に敏感である事がわかっており、広告による中断が少ない方が、コンテンツの放棄や動画広告の視聴率が高い事がわかりました。このような背景に対応するために、Ad podでは、2つの動画広告を連続で再生するテストを開始するに至りました。動画視聴者にとって適切でない広告が表示された場合は、今までと同様にスキップする事も可能となっておりますが、2つの広告が続いて表示された場合、それ以降の動画広告配信頻度が減少するため、広告による動画視聴の中断が起きにくくなるようです。
Ad podの初期テストの結果
Ad podの初期テストでは、下記のような結果が出ております。
- 動画視聴中、広告による中断が最大40%減少
- ユニークリーチが8~11%増加
- フリークエンシーが5~10%増加
- ブランドリフト指標への影響は特になし
Googleが発表した内容には明記されておりませんでしたが、Search Engine Journal誌によると、動画が始まる前にAd podとして動画広告が流れるようです。今回のテストにより、YouTubeが視聴者にとっては動画視聴が快適になり、広告運用者にとっては動画広告の効果を出しやすくなり、利用ユーザー全員にとって更に快適なプラットフォームになる事を楽しみにしたいと思います!