Appier Japan株式会社:ATARA LIVE 2018協賛企業に聞く!

「協賛企業に聞く!」は、ATARA LIVE 2018に出展する協賛企業から、データドリブンに対する取り組み、イベントに向けての意気込みなどをインタビューしたものをお届けします。
第6回はAppier Japan株式会社のエンタープライズソリューションセールスディレクター、松崎亮さんです。

 

ー企業概要を教えてください
Appier は、AI(人工知能)テクノロジー企業として、企業や組織の事業課題を解決するためのAI プラットフォームを提供しています。
詳細はhttp://www.appier.com/jp/をご覧ください

 


エンタープライズソリューションセールスディレクター 松崎 亮さん

 

―データドリブンマーケティングについて、どのように捉えていますか?
各企業様において、昨今すさまじい量と質のファーストパーティデータがオンライン化する時代になったと実感しています。そのデータは各企業様が宝として保有しており、それをマーケティングに活用するのは自然な流れですが、大きなデータを収集・理解してどう活かすのかという部分においては、まだほとんどの企業様が課題を抱えていると思います。我々はデータを収集・理解して使うためのソリューションを人工知能を使って提供しており、ソリューションプロバイダーとして確立することを目指しています。

 

―広告主が抱える課題とは?
現在、ほとんどの企業様においてデータは能動的に溜めたものではなく自然に蓄積されている状態です。しかし、何かをするためにデータを活用するならば、そのための設計や整理方法が重要になります。例えばWebデータとスマートフォンのアプリデータを収集した場合、その時点でもう2つのソースがあり、ほとんどのユーザーが2点をクロスしていると考えられます。それが整理できないため、結局WebはWebでリターゲティングし、アプリはアプリで広告を配信するという事態に陥ります。

 

現在、アナリティクス系やサイトカタリストなどが導入され、Webサイトの分析、データの収集がされてきて、それが自分たちにとって重要なものだということが認識され始めていると感じています。それをどう活かすのかを本格的に皆が考え始めてきた段階だと思います。

 

―現在課題を抱える方々に、貴社製品をどのように活用してもらいたいですか?
オンラインデータは、昔の帳簿のように人間が見れば全体が把握できるボリュームではないので、今後は人工知能やツールをうまく使う時代になってくと考えています。そんな中で、運用者の方々は全自動で広告を稼働させて、結果を出し、その良し悪しの原因、インサイトの部分でとても苦労されていると感じます。パフォーマンスの結果を求められるのは常ですが、結果以外の部分で価値を出すポイントの一つはインサイトではないでしょうか。

 

gluを含めオペレーション部分の簡易化、つまりデータを理解する前段階の簡易化は進んでいますが、実際にデータを理解して、落とし込み、インサイトを分析するのは実に難しい。インサイトが見えない時もあるし、なんとか見つけ出したもののクライアント様を納得させられないという経験をお持ちの方も多いかと思います。そういう部分で、ロジカルでより複雑な分析を可能にする人工知能分析を導入すれば、非常に簡単にインサイトを発見することができます。

 

―事例はありますか?
不動産サイトのホームズを運営しているLIFULL様は事実上メディアとして広告を売るスキームで弊社ツールを使ってくださっています。例えば、不動産デベロッパーの広告主A社さんの広告を打った際に、結果申し込みが予想より少なかった。その際に、ホームズに来た人を人工知能を使って行動予測し、ホームズに来たユーザーの興味情報を抽出しました。一方でA社のユーザーデータを見ると、来訪者の興味情報に顕著な違いがあり、ホームズのユーザー群とA社のユーザー群では、不動産の興味情報のスコアリングの角度が違いました。不動産デベロッパーのA社さんのほうが、より不動産にユーザーたちが興味を示していたのです。

 

つまりホームズに来た人は、もう少し一般的な情報を求めている。これがインサイトです。これは単に運用だけをやっていると見えないものですが、ここまで分析して提案すると、1つ上のレベルのソリューションが提案できると思います。

 

―現在新しいプロダクトはありますか?
Appier は8月7日に、AIを活用した次世代MAプラットフォーム「アイコア」をリリースしました。

 

独自のクロスデバイスのユーザーデータベースとサイト内外におけるユーザーの関心をマッピングする事によって、閲覧履歴がないユーザーに対しては、外部のインタレストを利用して初回から最適な訴求を、既存顧客は最適なフォローアップをすることで、購買を促進します。

 

たとえば、閲覧履歴がないユーザーがコスメサイトを訪問した際には、「ランニング」に関するコンテンツをサイト外で見ているという情報をもとに、初回来訪からUVカットコスメを訴求することが可能です。
このように、新規・既存顧客の最新の行動傾向や興味を理解することと、クロスデバイスマッピングにより、ログインの有無を問わずユーザーとのエンゲージを構築、Web/アプリのプッシュ通知、アプリ内メッセージ、Eメール、SMS、LINE、LPOなどの複数のチャネルとフォーマットで最善のアクションを起こします。ATARA LIVE2018のブースでご紹介しておりますので、ぜひお立ち寄り下さい。

 

―アタラに対してどういうイメージがありますか?
運用メディアが発展していく中で、常に一歩先の視点と予測力を持っている少数精鋭のコンサルタント軍団という印象があります。その結果のひとつがgluだとも思います。変化の早い業界の中で今いる場所にとどまらず、常に早く、クオリティは高く動いていらっしゃると思います。

 

―ATARA LIVE 2018への意気込みを教えてください。
様々な分野の方が活躍されたり、チャレンジングなことをして苦しまれたり模索されている中で、我々もそんな1プレイヤーだと考えています。各代理店様もメディアの方も、すべてのプレイヤーが皆でシステムを良くしていけたら、この業界がより良く、より大きくなっていくと思います。そのためにも、我々で皆さんを助けられる部分ではサポートをしたいですし、逆に勉強もさせていただきたい。ATARA LIVE 2018は、それを知る良い機会だと捉えています。ぜひ会場では気軽にお声がけいただき、情報交換させてください。

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