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世界中のデータセットを探せる検索エンジンが登場
2018年9月5日、Googleは公式ブログにて世界中に点在するデータセットを検索できる「Google Dataset Search」をロンチしたことを発表しています。ジャーナリスト、データサイエンティストや、データに関わるビジネスに従事している人は必要なデータを探し、活用できます。
Google Dataset Searchの詳細
Google Dataset Searchは下記画面のように確認することができます。
「Japan Retail Sales Growth」で検索したところ、画面右ペインに検索結果が一覧で出できて、左ペインに詳細が出てきます。データセットのタイトル、データへのリンク、データセットの提供元、対象期間、対象地域、詳細説明が表示されています。リンクをクリックすると、データがダウンロードなど入手できるページに遷移します。
Google Dataset Searchで検索されるためには
Google Dataset Searchの検索結果に表示されるかどうかは、本年7月にロールアウトされたスキーママークアップの実装が大きく関わってきます。
他のGoogleの検索(または他の検索エンジン)と同様に、マークアップの記述によって、検索エンジンがページの内容をよりよく理解できます。よって、データセット保有者は、Google Dataset Searchで検索できるよう、マークアップを活用することをGoogleは推奨しています。
現在のところ、Google Dataset Searchでは環境科学、社会科学、政府系データや報道機関のデータを見つけることができますが、データセットの種類は順次増やしていく方向性とのことです。
データプロバイダーは対応を
データドリブン社会が到来する中、よりよいデータをスピーディに入手したいというニーズは高まっていると感じるので、時代のニーズに応えたプロダクトが出現したと思います。政府、自治体、研究機関、企業など組織体に関わらず、オープンデータを戦略の一つにしている場合は、ビジビリティを上げるためにもマークアップ対応はしておくことを推奨します。