テキスト広告の文字数が大幅に増加
2018年8月23日頃からGoogle 広告の管理画面でテキスト広告に「広告見出し3」と「説明文2」の追加欄が表示され、説明文の文字数が90文字まで拡張されました。
これは2018年7月のGoogle Marketing Liveで発表された「レスポンシブ検索広告」(現在はベータ版で提供中)と連動する形でのアップデートであり、Googleは
Google では、さまざまな言語でレスポンシブ検索広告の機能向上に取り組んでおり、レスポンシブ検索広告が持つ強みを従来のテキスト広告にも拡大していくことも重要と考えています。そこで 8 月下旬より、テキスト広告に 3 つ目の広告見出しと 2 つ目の説明文を追加できるようにします。また、説明文は 90 文字まで書くことができるようになります。
と説明しています。
引用元:
Google 広告のテキスト広告は以前にも2016年7月に「拡張テキスト広告(Expanded Text Ads、以下ETA)」へのアップデートがあり、いつからか「拡張」とも呼ばれないただの「テキスト広告」としてETAの仕様がデフォルトになっていました。
(この名残からか、関連するヘルプページでは「テキスト広告」と「拡張テキスト広告」の記載が混ざっています)
今回はそれ以来の大幅な拡張となります。
参考:
省略される場合に注意
ETAからの仕様であり既報のためほとんどの方は注意できているかと思いますが、登録したテキストは必ずしも全てが表示される訳ではなく、デバイスや文字数によって省略される場合があります。
「広告見出し3」「説明文2」においても同様に「重要な情報は左に」という原則は引き続き注意できると良いでしょう。
3 つ目の広告見出しと 2 つ目の説明文の項目は、十分なスペースがある場合に表示されるオプションであり、必ず表示されるわけではありません。また、Google 広告ではテキストが省略記号(…)を使って省略されることがあります。
(中略)
・広告文で幅が狭い文字(「i」など)よりも幅が広い文字(「m」など)を多く使用していると、ブラウザのサイズによっては使用できるスペースよりも広告見出しが長くなる場合があります。ほとんどのラテン文字の言語では、広告見出し全体の文字数を 33 文字に制限することで、テキストの省略を防ぐことができます。
・拡張テキスト広告が Google ディスプレイ ネットワークで表示される際、広告フォーマットによっては「広告見出し 2」は表示されません。
すべての広告に表示しなければならないテキスト(法的免責条項など)は、「広告見出し 1」、「広告見出し 2」、または「説明文 1」の項目に含める必要があります。※太字は筆者加工
引用元:
参考:
「スペースの拡大」と「柔軟性の向上」がレスポンシブ検索広告と通常のテキスト広告(ETA)との違いとして挙げられていましたが、今回のアップデートにより「スペースの拡大」は統一されました。
将来的にはすべて「レスポンシブ検索広告」に置き換わっていくものと考えられ、まずは増えた文字数でどのようなことを表現すればより良い広告文となりえるのかを検証する猶予ができたとも言えます。
どんなことを追加すれば良いのか悩む場合は、下記ヘルプページの「良い例」が参考になるでしょう。
全部見直しか…と考えるとやや骨が折れますが、広告文を見直す良い機会、そして将来への準備と考えて頑張りましょう!