広告の「強度」を測る指標が登場
2018年8月27日、Googleは公式ブログにてGoogle 広告のレスポンシブ検索広告に新たな指標「Ad strength」を導入することを発表しています。レスポンシブ検索広告を導入することで、複数のパターンの広告文を事前に登録し、機械学習によってユーザーにとって最適な広告が表示されるようになりますが、「Ad strength」では最も良い組み合わせの広告文レポートや、その広告の強度(=strength)を確認することができます。本機能は9月初旬から数週間にわたって適用されるとのことです。
最適な広告の組み合わせを確認
Google 広告のレスポンシブ検索広告は2018年5月からベータ版ですでに利用可能となっており、日本語アカウントへの導入も間もなくと言われていました。2018年8月下旬から日本語アカウントにおいても、検索広告の広告文に “広告見出し3” と “説明文2” の登録が可能となり、今では新しいクリエイティブの準備を進めている方も多いのではないでしょうか。
※2018年8月下旬から適用されているテキスト広告の拡張についてはこちら
レスポンシブ検索広告の配信を進める中で、Google 広告の機械学習によって最適な組み合わせの広告が表示されるものの、それぞれの組み合わせによる広告の「効果」を確認することができなかったため、今回、「Ad strength」が導入されるようになります。
「Ad strength」の詳細
「Ad strength」は下記画面のように確認することができます。
画面右上に「Ad strength」項目があり、広告の「強度」に関するインジケータは “Poor” から “Excellent” で表示されます(画面上は “GOOD” と表示)。さらにインジケータの右隣には、「見出しを追加する」のような提案も表示されるようになります。
レスポンシブディスプレイ広告も徐々に適用か
レスポンシブ検索広告に関連して、レスポンシブディスプレイ広告はまだ一部のアカウントのみの適用となっていますが、2018年夏から Google 広告におけるディスプレイネットワークの新しいデフォルト広告タイプになるとのことなので、こちらも次第に各アカウントへ適用されるようになるでしょう。
また、レスポンシブ検索広告のヘルプページも定期的に更新されているので、確認することをお勧めします。
レスポンシブ検索広告の導入や広告文の組み合わせの効果を測る「Ad strength」を含め、広告文周りの機能アップデートによって、今後もユーザーの状況や検索語句に合わせた、より最適なメッセージを届けることができるようになります。そのため、新しいクリエイティブの作成などは用意周到に取りかかっていきたいところです!