LinkedIn広告にカルーセル形式の広告が追加
LinkedInがカルーセル広告をリリースしました。カルーセル形式の広告は、Facebook広告やInstagram広告で配信可能な広告形式のため、皆さんにとって既に馴染みのある広告形式ではないでしょうか。今回は、LinkedInのカルーセル広告の仕様とベストプラクティスをご紹介します。
カルーセル広告の仕様
カルーセル広告を配信するために必要なものは下記になります。
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- イントロテキスト(最大255文字)
┗下図、「Learn how to~」の部分
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- 2枚以上の画像。最大10枚まで設定可能。
┗推奨アスペクト比は、1:1。推奨サイズは、1,080×1,080ピクセル
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- 各イメージカード毎の見出しテキストは、最大2行表示。
┗基本的に、最大文字数45文字まで可能 (※下図左側参照)
┗Lead Gen Form CTAを使用した場合、最大文字数は30文字まで可能 (※下図右側参照)
┗下図、「Work better with~」の部分
※リンク先は、カード毎に設定することが可能です。ただし、Lead Gen Form CTAを使用した場合は、全て同じLead Gen Formに遷移します。
Lead Gen Formsとは、Facebook広告のリード獲得広告と似た広告なります。LinkedIn広告クリック後、e-bookダウンロードや会員登録用のフォームが表示される場合、LinkedInのプロフィールに登録されているユーザー情報が事前に入力されて、ユーザーの手間が省けるフォーマットになります。
LinkedInが推奨するベストプラクティス
カルーセル広告は、ベータ版でのリリース以来、300以上の広告主に使用されていると発表されております。LinkedInは、カルーセル広告のベストプラクティスとして下記を挙げております。
- 視覚的で一連の流れをもった内容でユーザーの注意を引く
- 各カードに、明確なメッセージと促したい行動を記載
- 同様のテーマでコンテンツをパッケージ化するか、大きなコンテンツをカルーセルカードに分解して、既存のコンテンツを活用
- 3〜5枚のカードから始め、そこからカードを追加してテスト
- カードをさまざまな順序で登録し、パフォーマンスに基づいて最適化
- ストーリーを伝える場合は、最後のカードに主な価値の追加または行動を促して、ユーザーにカルーセル全体をスワイプさせるようにする
今回LinkedInで紹介しているカルーセル広告のベストプラクティスは、Facebook広告のカルーセル広告のベストプラクティスと似たような内容になっております。
そのため、Facebook広告で既にカルーセル広告を配信していて、LinkedIn広告でもカルーセル広告を配信したい場合、媒体によってメッセージを出し分ける必要がなければ同じクリエイティブを使用して、パフォーマンスの違いを見てみるのも一つの手かと思います。
LinkedInは、2018年に入ってから動画広告をリリースし、今回ついにカルーセル広告がリリースされ、着実に広告メニューを増やしてきています。筆者個人としては、近い将来にデータフィードを使用したレコメンド広告が出るのではないかと期待しています。
LinkedInは、BtoBマーケティングに活用できるようなサービス展開に力を入れており、圧倒的な強みを持っています。この機会にぜひ活用してみることをお勧めいたします!