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Googleが広告関連のサービス名を変更
2018年6月27日Googleは、約18年間使用してきたAdWordsの名称を「Google 広告」に変更するとともに、DoubleClick関連製品の名称を「Google Marketing Platform」(以下GMP)に、パブリッシャー向けの製品を「Google Ad Manager」(以下GAM)に統合することを発表しました。
- 『Google AdWords』⇒『Google 広告』
- 『DoubleClick』+『Google Analytics 360 Suite』⇒『Google Marketing Platform』
- 『DoubleClick for Publisher』+『DoubleClick Ad Exchange』⇒『Google Ad Manager』
Google Marketing Platformとは
Google Marketing Platformは、DoubleClick製品の中で主に広告の買い付けに関わる製品群をまとめたDoubleClick Digital MarketingとGoogle Analytics 360 Suiteを組み合わせて、1つのプラットフォームで様々なデータを管理し、計画から測定や最適化までをサポートするツールとなります。
GMPに統合された製品
Google Marketing Platformと統合可能なツールは、下記になります。※2018年6月27日時点
- Display & Video 360 (DoubleClick Bid Manager、Campaign Manager、Studio、Audience Centerのディスプレイ広告製品の機能を統合したもの)
- Search Ads 360 (DoubleClick Searchから名称変更)
- Analytics 360
- Data Studio
- Optimize 360
- Surveys 360
- Tag Manager 360
2018年6月27日時点では、Googleアトリビューションが入っておりませんが、Googleが公開したGoogle Marketing Platformの紹介動画の中には、Googleアトリビューションのロゴが映っていたので、近いうちにこちらも統合可能になると考えられます。
Google Ad Managerとは
「DoubleClick for Publishers」と「DoubleClick Ad Exchange」を統合したものが、「Google Ad Manager」となります。こちらは、ウェブサイト、モバイルアプリ、YouTubeなどの視聴者が関心を寄せている場所で広告を配信、測定、最適化するためのプラットフォームになります。Google Ad Managerを使用してパブリッシャーは収益の最適化を行うことが可能になります。
広告体験の透明性とコントロール性の向上
また、Googleはこれらのサービス名変更の発表とともに、広告体験の透明性とコントロール性向上のため、なぜ特定の広告が表示されるのか、その理由をユーザーが理解しやすくするように、「広告設定」ページを公開しました。
配信される広告の種類は、ログイン中の行動に基づいて推測された興味関心や、Googleアカウントに追加した情報、パートナーの情報サイトにアクセスした場合や、ニュースレターに登録した場合などによって決まります。今後、YouTube、Google Play、Gmail、Googe Maps、検索など、Googleの広告が表示される際に、「Why this ad?」という機能がほとんどのサイトやアプリで表示されるようになります。これにより、ユーザーは特定の広告が表示されている理由を容易に知る事が可能になります。
Google Marketing Liveに参加しよう
今回発表された「Google Ads」、「Google Marketing Platform」、「Google Ad Manager」などツールの詳細や名称変更の背景については7月10日に行われるGoogle Marketing Liveで紹介される予定です。ライブストリーミングが7月10日に予定されておりますので、ご興味がある方は下記フォームよりご参加下さい。