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アウトストリーム動画広告が正式ローンチ
2018年4月17日、Googleはモバイルサイトとアプリ面に動画広告を配信するための新しいフォーマット「アウトストリーム動画広告」の正式ローンチを発表しました。
アウトストリーム動画広告の配信面と表示形式
アウトストリーム動画広告は、「Google動画パートナー」と呼ばれるモバイルサイト、アプリ面に広告が配信されるモバイル専用の広告で、アプリ内またはページのコンテンツ内で自動的に動画が再生される広告です。YouTubeには配信されませんので、どちらかというとディスプレイ広告の動画フォーマット、という位置づけの方が理解しやすいかと思います。
「Google動画パートナー」に関しては、Adwordsヘルプページをご参照ください。
アウトストリーム動画広告はモバイル画面で表示されると、音声はオフの状態で再生されます。その後、ユーザーが広告をタップするとサウンドをオンにし、最初からビデオを再起動するか、スクロールを続けることができます。
課金形式
アウトストリーム広告は、視認範囲のインプレッション単価制を取っていますので、Googleとしても認知目的で利用する広告フォーマットと位置づけているかと思います。動画広告の場合、視認範囲のインプレッションと判断される条件は、広告の面積の50%以上が、2秒以上画面に表示された場合になります。
設定方法とターゲティング
アウトストリーム広告の設定方法は、下記ヘルプページを参照ください。
ターゲティングに関しては、ユーザー属性・アフィニティ・カスタムアフィニティ・購買意向の強いユーザー層・ライフイベント・リマーケティング・類似ユーザー配信が可能です。また、配信面に関しては、キーワード・トピック・プレースメントにて設定することが可能です。
アウトストリーム広告の事例
アウトストリーム広告の事例として香港政府観光局が取り上げられております。香港政府観光局では、香港を観光地として認知を高めるために、アジア各国の幅広い潜在的な旅行者にアプローチを致しました。結果として、動画完全視聴単価を40%削減し、CPMを85%削減し、リーチを30%増加させました。
進化が進むAdWordsの動画広告
YouTube広告をはじめとするAdWordsの動画広告は今年に入ってから新機能リリースが多くなっており、今回のアウトストリーム動画広告以外に、ライフイベントの設定も可能になっております。現状は、大学卒と結婚と引越しの3つのライフイベントのみ選択可能となっておりますが、今後他のイベントも追加されることが期待されます。動画広告を配信する際には、こういった機能も積極的に使っていきたいですね。