2017年11月29日(日本時間:2017年11月30日)、Google は製品データのアップロードを支援するツール「Manufacturer Center(マニュファクチャラーセンター)」のアップデートを発表しました。
参考:
新たに6ヶ国で利用拡大
Google Manufacturer Center は、商品を販売している小売店ではなく、商品を実際に製造しているメーカーを対象としたサービスで、2015年より米国でのみ提供が開始され、2017年2月にはセルフサインナップ方式でアカウントの開設が可能となっていました。
Google Manufacturer Center を利用することで、買い物客に対して正確な商品情報を提供することができ、製品レベルのインサイトを独自のアナリティクス機能を使用することで、ショッピング広告の掲載結果を改善することなどができます。
今回の発表により、新たにイギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、ブラジル、オランダでGoogle Manufacturer Centerの利用が可能となります。
Manufacturer Centerの情報がナレッジパネルに表示
製品の特徴や利点をユーザーに正しく訴求する機会を増やすため、アメリカではManufacturer Center に登録した情報がナレッジパネルに表示されます。更新された画像、説明、製品の詳細など、より多くの情報を提供することで、買い物客はより正しい情報に基いて製品を選択することが可能となります。
Manufacturer Center APIの公開
新たなデータフィードの更新手法として、Manufacturer Center APIが公開されました。今回のアップデート以前では、手動アップロード、FTP、Google Cloud Storage、またはSFTP による定期的なアップロード方法などがありましたが、Manufacturer Center APIが公開されたことにより、下記のような操作をより簡単かつ効率的にデータフィードを更新することが可能となります。
- 新しい製品をManufacturer Centerに直接追加
- Manufacturer Centerに登録されている製品を最新データで更新
- Manufacturer Centerに登録されている製品を削除
- データの品質を監視して商品データのエラーを確認し、ブランドのプレゼンスを最適化
- 外部データ管理ツールを使用したデータフィードのフィードバック
- データ管理ポリシーと手順に準拠したカスタムワークフローを作成し、データフィードの更新とシンジケーションを合理化
※Manufacturer Center APIの詳細な使用方法についてはこちらを参照してください。
フィードの項目数は推奨項目も含めれば全部で33個あり、中には「味」や「匂い」を設定できる項目もあるため、より正確で詳細な情報をユーザーに伝えられそうです。海外では、Manufacturer Centerを使用したことによって、コンバージョン数が13%増加した事例もあります。とても強力なツールだと思いますので、日本で公開される日が待ち遠しいですね!