価格比較サイトがショッピング広告を利用可能に
2017年9月27日(水)、Google は欧州経済領域(EEA)の加盟諸国とスイスで、価格比較サービスの運営会社が販売者に代わってGoogle.com 上でショッピング広告を掲載することができるようになったことを発表しました。
今回の発表により、価格比較サービスの運営会社は下記の国でショッピング広告を利用することが可能になります。
・オーストリア
・ベルギー
・チェコ共和国
・デンマーク
・フランス
・ドイツ
・イタリア
・アイルランド
・オランダ
・ノルウェー
・ポーランド
・ポルトガル
・スペイン
・スウェーデン
・スイス
・英国
ショッピング広告を開始するにあたり、広告がすべてのショッピング広告ポリシーと商品詳細に準拠していることに加え、ビジネスが EEA 加盟国の少なくとも 1 つの国で登録済みであり、ウェブサイトの登録情報に一致するビジネス拠点の住所を表示する必要があります。
また、マルチクライアントアカウントの個別サブアカウント(販売者の個々のドメインごとに 1 つのサブアカウント)を使用して商品データを送信することが必要となります。
利用開始にあたっての詳細な要件については下記のヘルプページをご確認ください。
これまで、価格比較サービスはいわゆる「ブリッジページ」に該当し、ユーザーの利便性を損なう可能性が高いため、高度な検索機能やユーザーが自由自在に商品を並べ替えることのできるフィルター機能の有無など、広告の出稿に制限がありました。
「ブリッジページ」とは、アクセスしたユーザーにとって有益となる独自のコンテンツを提供することなく、別のドメインへ誘導することを主目的としたウェブページ、またはサイトの構造を指します
引き続き、価格比較サイトには検索ボックスがあり、Google からライセンス供与またはシンジケートされた検索テクノロジーではなく、動的な自動プロセスに基づいた検索機能を提供することが義務付けられていますが、価格比較サイトがショッピング広告を出稿できるようになることは大きな変化と考えられます。
日本での展開については不明ですが、欧州での成果次第では日本やアジアでの展開も十分に考えられます。引き続きショッピング広告の動向から目が離せませんね!