正式な日程が不明ですが、電話での問い合わせや店舗への来店・購入など、Facebook 広告におけるオフラインコンバージョンを計測している広告主を対象に、機能の追加が行われました。
リンク(英語のみ):
1. オフラインコンバージョンを使ったカスタム/類似オーディエンスの作成
オフラインコンバージョンを利用中の広告主に向けて、コンバージョンデータを使ったカスタムオーディエンスと類似オーディエンスの作成機能が追加されました。
広告マネージャ、パワーエディタ、API の各インターフェースから作成可能になっています。
2. オフラインイベントを使ったカスタムコンバージョンの作成
各種オーディエンスの作成だけでなく、Facebook ピクセルの標準イベントを使ったカスタムコンバージョンと同様に、オフラインイベントをもとにカスタムコンバージョンを作成できるようになりました。
このアップデートにより金額、イベントタイプ、カスタムフィールドなどを利用してオフラインコンバージョンのレポートを様々な切り口で確認することができます。
3. 来店データを使ったカスタム/類似オーディエンスの作成(ベータ)
来店コンバージョンのデータを使ってカスタムオーディエンスと類似オーディエンスの作成が可能になりました。
現在はベータ版としてローンチしており、「店舗数が10以上」かつ「現在来店数レポートを利用中」がベータ版の参加条件になっているようです。
4. 「来店数の増加」目的の機能強化
現在提供されているキャンペーン目的の一種である「来店数の増加」を利用中の広告主に向け、以下の機能追加が予定されています。
- 広告フォーマットの追加:コレクション、キャンバス(9月中旬以降順次)、クーポン(10月上旬以降順次)
- 広範囲の地域ターゲティング:国、市区町村、郵便番号ベースのターゲティング(9月中旬以降順次)
- オーディエンスの保存(9月下旬以降順次)
以上がアップデートの概要になります。ローンチスケジュールとしては 1-3 が既にローンチ済みで、 4 が今後順次展開されていくようです。
オフラインコンバージョンや来店のデータを使ったカスタム/類似オーディエンスの作成機能によって、オフラインでビジネスを展開する広告主も Facebook の強力なターゲティング機能の恩恵を受けられることとなりましたので、公式のアナウンスはありませんでしたが地味に大きなアップデートではないかと思います。
ドキュメントも現在は英語版しか提供されておらずハードルは高いですが、積極的に導入されてみてはいかがでしょうか。