2017年7月12日、Facebook が Messenger広告のベータ版をすべての国と地域で提供開始することを発表しました。
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発表の中では、「以前よりオーストラリアとタイで実施していたベータテストで良好な結果が得られたため、対象地域を拡大しました。」とコメントしており、世界中のビジネスで Facebook のターゲティング機能を活用して Messenger の利用者にリーチすることができるようになります。
2017年4月時点では Messenger 単体でも12億人の月間アクティブユーザーがおり、一大プラットフォームとなっております。プレースメントの拡大により、広告在庫も現在より豊富になることが考えられます。
ベータテストに参加していた David Jones で General Manager of Marketing and Communications を務める Michiel Tops 氏からは以下のコメントが寄せられています。
“Messenger ads have been a powerful addition to our digital advertising campaigns, helping us reach our customers where they are already active and engaged. And thanks to placement optimisation across Facebook, Instagram, Audience Network and now Messenger, we’re able to continue to optimise our advertising spend and further drive business results.”
(お客様にとって日常的なコミュニケーションの場でリーチできるMessenger広告は、弊社の広告キャンペーンにとって強力な武器となっています。また、Facebook、Instagram、Audience Networkに加えてMessengerも配置の自動最適化の対象になったことで、広告費を抑えつつ、さらなる業績アップを図れるようになりました。)
Messenger 広告は、下図のように Messenger モバイルアプリのホームタブに表示されます。
広告をタップすると、ユーザーはウェブサイトや Messenger スレッドなど、広告作成時に指定したリンク先へ誘導されます。8月にかけて世界中すべての広告主に Messenger 広告を徐々にローンチし、7月末には一部の利用者に向け Messenger アプリのホームタブに広告が表示され始めます。
ローンチ後は広告マネージャとパワーエディタのどちらからでも作成可能で、 Audience Network 同様、広告の配信先のひとつとして選択でき、対応するキャンペーン目的ではデフォルトで配信先に含まれるようになります。現時点では広告の目的が「トラフィック」または「コンバージョン」の場合にみ利用可能ですが、「アプリのインストール」など他の目的でも展開予定とのことです。
本リリースにともない日本語のリソースも公開されておりますので、既存ソリューションとあわせてご参照ください。