Facebook はかねてからレポーティングに関する透明性を重要視したプロダクトのアップデートを行なってきましたが、2017年4月7日(米国時間)、広告配信に関する透明性と予測機能の向上を目的に2つの新機能の提供開始を発表しました。
リンク(英語のみ):
以下、今回発表された新機能の概要です。
Delivery Insights(配信インサイト)
広告の配信機能やパフォーマンスを確認するためのダッシュボードです。配信ボリュームや広告のパフォーマンスに顕著な変化が発生すると、ビジネスマネージャ上やメールで通知を受け取ることができます。
また、「Auction Overlap(オークションの重複率)」、「Audience Saturation(オーディエンスの飽和)」等の新指標も確認できるようになるとのことですので、ターゲットの見直しやパフォーマンス低下時の要因特定に役立つのではないでしょうか。
Estimated Daily Results(1日の推定結果)
広告セットの作成画面上で、これまで表示されていた推定リーチに加え、動画視聴回数やオンラインコンバージョン数といったリーチ以外のパフォーマンスについても推定値が表示されるようになります。
なお、十分な精度の予想が困難な場合は以下のメッセージが表示されるとのことです。
各機能は今後全ての広告アカウントでローンチされる予定ですが、ローンチスケジュールは下記の通りです。
Delivery Insights(配信インサイト):
4月中旬を目処に80%のアカウントにローンチ予定(対象:広告マネージャ、パワーエディタ)
Estimated Daily Results(1日の推定結果):
4月中旬を目処に80%のアカウントにローンチ予定(対象:広告マネージャ、パワーエディタ、API)
※機能の有効性を検証するため20%のアカウントでは利用できず(ホワイトリスト化も不可)、7月中旬頃を目処にフルローンチとなる予定と伝えられています。
なお、各機能の詳細は下記ヘルプページで確認できます。それぞれ日本語版も出ていますのでご一読ください。
リンク:ヘルプセンター
リンク:ヘルプセンター
リンク:ヘルプセンター