2016年10月、Audience Network で配信先のカテゴリ単位での除外設定やプレースメントを指定した除外設定が可能になりましたが、今後全てのプラットフォームでカテゴリブロック機能が有効になると発表されました。
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今回のアップデートによって、ブランドイメージを保護するために有効な方法が3種類提供されることになります。
その1: 配置を選択する
インスタント記事やインストリーム動画、Audience Network に広告を配信したくない場合は [配置を編集] からチェックを外すことで配信先のプレースメントを完全に除外できます。
その2: カテゴリブロック機能を有効にする
Facebookでは各コンテンツが内容によって分類されていますので、特定のカテゴリで広告を表示させたくない場合は [配置を編集] オプション内の [除外ターゲット] でカテゴリを指定します。
2017年4月7日現在でブロック可能なカテゴリは以下です。
- 出会い系*
- ギャンブル*
- 成人向け
- 惨事・紛争
- 社会的テーマ
*注: インストリーム動画には適用されません。
その3: ブロックリスト機能を有効にする
ブロックリスト機能ではウェブサイト、アプリ、インスタント記事のパブリッシャーを一括指定して、広告の配信先から除外できます。
現状は配信先URLレベルのパフォーマンスが確認できないため、この機能をフルに活用することは難しいかと思いますが、今後開発が進みプレースメントレポートも確認できるようになれば用途も広がるかと思います。
Audience Network で除外機能が実装された際、パフォーマンスについての不満の声は表面化していないものの、広告主やエージェンシーから「どこに広告が出ているのかわからない」という声が多かったようで、不用意に配信先を限定するとパフォーマンス低下/ポテンシャルの未発揮を招くという懸念がこれまで除外機能を実装してこなかった理由ではないかと思いますが、引き続き反対の声が大きかったのかもしれません。
広告が掲載される場所は広告主にとって非常にセンシティブな問題ですので、Google ディスプレイ ネットワークなどで除外設定を行っている場合は Facebook でも可能な範囲で適用して頂ければと思います。