これまで Facebook の類似オーディエンスを作成する際、対象国は1カ国のみ、または予め指定された地域を選択して作成する仕様でしたが、今回のアップデートで任意で指定した複数の国や地域、あるいは全世界を対象とした類似オーディエンスの作成が可能になりました。
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今回のアップデートによって1カ国ずつ類似オーディエンスを作成し、広告セットに追加していくという手間が省けますので、グローバルキャンペーンを展開中の広告主にとっては管理/作業効率が向上するのではないかと思います。
● ローンチ対象
全広告アカウントが対象になります。
● ローンチスケジュール
2017年2月28日からローンチが開始され、同年3月24日までに100%ローンチ予定とのことです。筆者もいくつかアカウントを確認したところ、アップデートされているアカウントはインターフェースが切り替わっていました。
● 設定イメージ
類似オーディエンスの作成ウィンドウを開くと、各国の国名が一覧で表示されていたこれまでのバージョンとは異なり、エリアレベルで指定するか自由貿易地域レベルで指定するか選択するプルダウンが表示されます。
エリアレベルの設定ではエリア全体を対象にした類似オーディエンスを作成できることになった他、これまで通り国を指定して作成することも2カ国以上指定することも可能です。
一方、自由貿易地域レベルではNAFTA、AFTA、APACなどで指定でき、アプリストアの地域区分や新興成長市場などを括りとして指定することもできるようになっています。
2016年9月にエリアレベルでの指定や海外ユーザーに限定した類似オーディエンスを作成できるようアップデートされましたが、今回のアップデートでより詳細まで設定できるようになったことで、グローバルキャンペーンを展開する広告主にとっては入稿なども含めて管理コストがずいぶん楽になるのではないかと思います。
海外への出稿経験が無いアカウントの場合は、この機能を使うことで実績に基づく高確度なユーザーに初めからリーチすることができますので、積極的に導入してみてはいかがでしょうか。
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