2016年3月に公式パートナープログラムの発表、同年5月に動画広告のサポート開始、同年10月に配信先のコントロールを可能にするなど、2016年に多くのアップデートが行われ今や主力製品になりつつあるオーディエンスネットワークですが、2017年1月13日にリーチ数が10億人に到達したと発表されました。
リンク:
パブリッシャーの世界的な増加
Facebookの内部データによると、2016年5月26日から6月23日の間 Audience Network 経由で広告が表示されたユーザーの数が10億人を突破したことが明らかになり、その後も毎月増加傾向にあるようです。
今回の発表では「このリーチ数は、Facebookのパブリッシャーパートナーシップの成長と多様性を裏付けています。」とコメントしており、最近では以下のグローバルパブリッシャーパートナーが新たに追加されたとのことです。
- BBM(インドネシア)
- BitMango(韓国)
- ETToday(台湾)
- FOCUS Online(ドイツ)
- India Today Group(インド)
- Daily Mirror(イギリス)
- Univision(米国)
- Wenner Media(米国)
- Washington Post(米国)
実績としても、Facebook と Instagram のみで広告を配信した場合と比較して、同じターゲティング条件でリーチ数が平均16%向上していると伝えています。
掲載面の「質」の徹底
以下のコメントにもあるように、掲載面の質にもこだわりながらパートナーを増やしているという見方ができます。
Audience Networkの拡大に合わせて、Facebookでは広告主様に確実に成果をもたらすことができるよう、すべてのアプリやウェブサイトがAudience Networkポリシーを遵守し、コミュニティ規定を満たすよう徹底しています。
実際に2016年1月にはモバイルのウェブパブリッシャーに高い品質基準を求めるベータテストを開始させ、基準に満たなかったパブリッシャーは削除されていますし、同年12月からは虚偽のニュースサイト・情報の問題にも本格的に取り組んでいます。
広告のパフォーマンス改善
Nanigans が公表した2016年第三四半期のベンチマークレポートでもご紹介致しましたが、多くの広告主が Audience Network へ配信を拡張し広告のパフォーマンスを改善させています。同レポートではCTRが前期比で +37% と大きく向上しており、Facebook 内のプレースメントの倍以上の実績を出しています。
参考記事:
発表記事の中でも複数の事例が紹介されており、
効率アップを実現した企業の1つであるVisaは、認知度の向上とオンライン支払方法であるVisa Checkoutの導入促進に成功しました。また、Facebookニュースフィードと同様の効率で配信しながら、Audience Networkではリーチ数を15%伸ばすことができました。さらに、VisaではAudience NetworkとFacebookの両方で配信することによって、キャンペーン平均と比較してCPAの効率が2.5倍になりました。
2016年5月に動画広告に対応して以来、Audience Networkは高いビュースルーレートを生み出しており、Audience Networkの動画インプレッションの3分の2以上が10秒間の再生という結果が出ています。レコード会社のユニバーサルミュージックが最近行った動画キャンペーンでは、ブランド認知度が10%以上向上し、飲料会社Innocent Drinksではブランド認知度が20%以上向上しました。
と Audience Network のパフォーマンスの高さが語られています。
今後もさらなるパフォーマンスの改善に向けてアップデートが繰り返されることと思いますので、引き続き注目していきたいと思います!
関連記事: