Facebook広告、2つの新機能を発表。カスタムオーディエンスの作成方法が追加され、広告プレースメントにインスタント記事が指定可能に

Facebook広告、2つの新機能を発表。カスタムオーディエンスの作成方法が追加され、広告プレースメントにインスタント記事が指定可能に

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Facebookがカスタムオーディエンスとプレースメントに関する2つの新機能を発表しました。カスタムオーディエンスでは「ページエンゲージメント」機能が追加され、プレースメントはインスタント記事が独立したプレースメントとして選択可能になります。

参考ヘルプページ:

 

ページエンゲージメントカスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスの新機能として、Facebookページに対して何らかのアクションを起こしたユーザーをオーディエンスとして作成する機能が追加されました。対象となるアクションは以下の通りです。

  • ページで何らかのアクションを実行した全てのユーザー
  • ページにアクセスしたユーザー
  • 投稿または広告でアクションを実行したユーザー
  • コールトゥアクションボタンをクリックしたユーザー
  • ページにメッセージを送信したユーザー
  • ページまたは投稿を保存したユーザー

 

● 作成方法

まずはビジネスマネージャにログインし、 [オーディエンス] 画面に移動します。その後左上の [オーディエンスを作成] ボタンからプルダウンメニューで [カスタムオーディエンス] を選択すると下図のウインドウが開きますので、[Facebookでのエンゲージメント] という項目をクリックします。

facebook_page-engagement-custom-audiences_create-new-audiences

次にエンゲージメントの種類を選択するウインドウが開きますので、[ページ] を選択します。ここでは以前ご紹介したキャンバスを見たユーザーや、リード獲得広告でフォーム未送信のユーザーなども作成可能です。

参考記事: Facebookのカスタムオーディエンスで「キャンバスのビュー」が利用可能に

facebook_page-engagement-custom-audiences_create-new-audiences_2

最後に対象となるページとアクションの内容、参照期間とオーディエンス名を入力して作成完了です(参照期間は最大365日まで)。

facebook_page-engagement-custom-audiences_create-new-audiences_3

● ローンチスケジュール

〜2016/11/15: グローバルで10%のアカウントにローンチ済み
2016/11/15〜: フィードバックを得つつ数週間かけて100%のアカウントにローンチ予定

とのことです。なお、ホワイトリスト対応は受け付けていないようですので、適用されていない場合はアップデートを待ちましょう。

インスタント記事がプレースメントに追加

これまでインスタント記事はプレースメントでオーディエンスネットワークが選択されている場合にのみ配信先に含まれていましたが、今後独立したプレースメントとして選択することが可能になります。なお、インスタント記事への配信に対応するキャンペーン目的、広告フォーマットは以下の通りです。

<キャンペーン目的>

  • 「動画の再生数を増やす」
  • 「リンクのクリック」
  • 「ウェブサイトコンバージョン」
  • 「モバイルアプリのインストール」
  • 「モバイルアプリのエンゲージメントを増やす」
  • 「製品カタログでの販売」

※キャンペーン目的の表記はアカウントによって若干異なる場合があります。

<広告フォーマット>

  • 「リンク広告」
  • 「モバイルアプリインストール広告」
  • 「動画広告」
  • 「カルーセル広告」

●設定方法

ローンチ済みのアカウントでは広告セットの [配置] セクションで [配置を編集] を選択すると下図のようにインスタント記事が表示されます。

facebook_placement_instant-articles

●ローンチスケジュール

2016/11/05: グローバルで10%のアカウントにローンチ済み
2016/12/03: グローバルで50%のアカウントにローンチ済み
2016/12/10: グローバルで100%のアカウントにローンチ予定

とのことです。まだローンチされていないアカウントでも間もなく適用されるようですので、12月10日以降にアカウントを確認してみましょう。

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以上が今回のアップデートの内容になります。ページエンゲージメントカスタムオーディエンスは、オーガニック投稿などページの運用に力を入れている場合はウェブサイトカスタムオーディエンスと組み合わせることで見込みの高い新規ユーザーへのターゲティングが可能になりますので、ページ運用に力を入れている広告主にとっては嬉しい新機能ではないでしょうか。

インスタント記事も独立したプレースメントになることで今後レポートの指標にも加わるのではないかと思われますので、プレースメント別のレポートを定期的に確認し、必要に応じて除外するなど手動での最適化も行っていきたいところです。

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