Googleが拡張テキスト広告(ETA)への移行を支援するAdWordsスクリプトを公開しました。
リンク:Save time creating expanded text ads with the ETA Transition Helper
このツールを使えば、既存の標準テキスト広告(STA)を活用し、拡張テキスト広告を作れます。新しい文字数制限に合っているかをチェックでき、表示表示URLも最終リンク先URLのドメインが使われます。拡張テキスト広告を編集し、更新した後、Googleスプレッドシート上で比較して見ることができます。スクリプトからGoogleスプレッドシートに出力される項目名は英語のままですが、実際の広告データは日本語を含め全言語に対応しています。
設定手順は以下の通りです:
- AdWordsスクリプトにコードをコピーしてください。
- アカウントのCIDがあれば39行目のコメントアウトを外し、CIDを入力してください。特定のサブMCC配下の場合は42行目のコメントアウトを外し、サブMCCのアカウントIDを入力してください。
- 必要な認証を行い、保存してください。
- スクリプトを実行してください。
Googleスプレッドシート上にデータが流し込まれます。標準テキスト広告、その情報を活用した拡張テキスト広告が並んでいるはずです。
拡張テキスト広告に必要な情報を埋めます。
プレビューしたい場合は、プレビューしたい広告の行をハイライトし、上にある「Click to Preview」というボタンを押すと、右ペインに出てくるプレビューで、実際の広告でどのように見えるかがわかります。
編集して問題なければ、「Ready to Upload?」AH列のデータをYesにします。その上で、AdWordsスクリプトを再度実行します。そうすると、実際のアカウント上の広告が更新されます。
拡張テキスト広告へと更新した広告には管理画面上でラベル「eta-upgrade」がついているのがわかります。
実際の広告編集画面でも更新されていました。
Googleからすでにアナウンスされているように、2017年1月31日から標準テキスト広告の配信は拡張テキスト広告と併用される形で配信はされますが、編集はできなくなりますのでご注意ください。本ツールを活用することも選択肢に入れ、なるべく早めに更新することをオススメいたします。