株式会社サイカが、マーケティング担当者向けの分析ツール「XICA magellan(サイカマゼラン、以下マゼラン)」を正式にリリースしました。
リンク: 統計テクノロジーベンチャーのサイカ “マーケター500人の声”から生まれた プロモーション分析ツール「XICA magellan」を正式リリース
マゼランは、統計分析に基づいた「全体最適×高速PDCA」を実現するマーケティング・ミックス・プラットフォームを標榜。具体的には、テレビCMのようなオフライン広告やリスティング等のオンライン広告が、外部要因((ex)パブリシティ、競合、天候…etc)の影響を受けながらどのように売上や各種KPIに繋がっているのかを毎日把握することができ、全体最適から導いた広告予算のアロケーション提案や、同アロケーション案を日々の運用に落とすための予実管理ダッシュボードを提供する、としています。
特徴としては、
- テレビCMをはじめとした、あらゆるプロモーション効果の可視化
- リアルタイムでの分析更新。Google AdWords、Yahoo!プロモーション広告、Facebook広告に関してはAPI経由で自動連携
- 広告予算の統合的な最適配分
- 直接効果だけではなく間接効果をも加味した「最適CPA」の算出。日々の広告運用成果を最大化
としています。
現在のところ、株式会社DMM.comラボ、株式会社オールアバウトライフマーケティング、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が導入企業として挙がっています。
こういったプロモーション分析ができる国産ツールはこれまでほとんど出現してきませんでした。欧米のツールも、日本のユーザが求めるデータがなかなか取り込めない、価格が高い、運用しきれない、など課題は少なくありませんでした。すでに電通とも資本業務提携を発表しているので、まずは電通のユーザーベースにどの程度食い込むことができるか、注目したいです。