2016年6月15日(水)、Twitter が「emoji targeting」の導入を発表しました。他のチャネルには無いユニークなターゲティング機能です。
リンク:Introducing emoji targeting
オックスフォード英語辞典によれば、2015年の Word of the Year は右の絵文字だったらしく、同年に World Emoji Day なるイベントが発足されるなど、日本人にとっては不思議な感覚かもしれませんが、”Emoji” はグローバルでトレンドになっています。
今や絵文字のユーザーは人に留まらず、パブリッシャーやブランドも感情を表現するために使われており、Twitter でも2014年から現在まで1.1兆の絵文字がツイートされているそうです。
こうした状況の中、Twitter は「最近絵文字付きでツイートした」 or 「絵文字にフィーチャーしたツイートにエンゲージメントした」ユーザーをターゲティングする機能の提供を開始しました(World Emoji Day 2016 の前に)。なお、本ターゲティング機能は以下の Twitter 公式パートナー経由でのみ利用可能とのことです。
・AdParlor
・Amobee
・HYFN
・Perion
・SocialCode
・4C
具体的なターゲティング機能としては、以下の3つが発表されています。
1. Connect with people based on their expressed sentiment(ユーザーの感情に基づいてターゲティング)
2. Target people who Tweet food emojis(食品の絵文字をツイートしているユーザーをターゲティング)
3. Reach people based on their passions(ユーザーの情熱ベースでターゲティング)
3番目に関してはユーザーの情熱をどう判断してスコアリングするのか不明ですが、新しく情報が発信され次第またご紹介したいと思います。
また、Twitter で絵文字を使う場合の5つの Tips も公開されておりましたのでご紹介します。
リンク:Five tips on how to succeed with emojis on Twitter
その1:個性を加える
“Power your Tweets with emoji to showcase your brand’s personality and add greater emotion to your messages.”
(絵文字を使ってブランドの個性を表現し、感情が伝わるメッセージを作って下さい。)
言い換えればビジネスライクな文章ではダメ、ということでしょう。
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#HamletBarbican #WorldEmojiDay
— Barbican Centre (@BarbicanCentre) 2015年7月17日
その2:遊び心を持たせる
“Have fun with the visual nature of emoji to surprise and entertain followers.”
(驚きとエンターテイメント性をビジュアルで直感的に感じられるツイートをフォロワーは待っています。)
There are no words… #WorldEmojiDay #CantHelpButSmile pic.twitter.com/7pNnJGBP2h
— Walkers Crisps (@walkers_crisps) 2015年7月17日
その3:アクションをドライブさせる
“Encourage followers to interact by asking questions that drive action with emoji. For example, @Dominos used a pizza emoji to drive sales. By connecting the Domino’s accounts to their Twitter profiles, people could Tweet a pizza emoji and have pizza delivered to their home.”
(絵文字を使ってアクションを促す質問を投げかけ、双方向でアクションをドライブさせます。例えば、ドミノ・ピザは販売を促進するためにピザの絵文字を使いました。ユーザーが自分の Twitter プロフィールとドミノ・ピザのアカウントを連携させることで、ユーザーはピザの絵文字をツイートできるようになり、実際に配達まで可能にさせました。)
— Domino’s Pizza (@dominos) 2015年5月12日
その4:擁護する
“For Endangered Species Day, the World Wildlife Foundation (@world_wildlife) launched #EndangeredEmoji, a campaign designed to solicit support and donations. Each time an Endangered Emoji was Retweeted, a 10p / 10c donation was added to the individual’s account.”
(たとえば、世界自然保護基金は絶滅危惧種の日に #EndangeredEmoji のキャンペーンを開始し、支援と寄付を募りました。絶滅危惧種の絵文字がリツイートされる度に、0.1ユーロ/0.1ポンドがそれぞれのアカウントに寄付されるように設計したのです。)
We’re using #EndangeredEmoji to save real animals from extinction. Please retweet to sign up and help. pic.twitter.com/hX1p1GEDZ9
— WWF (@WWF) 2015年5月12日
その5:動画を使う
“Bring your campaign to life by using animated emoji to tell stories through native video, Vine and GIFs.”
(ネイティブの動画や Vine、GIF でアニメーション化した絵文字を使い、キャンペーンのストーリーを消費者に語りかけます。)
When the sun is blazing, we’ve got your back (and your shoulders). #WorldEmojiDay pic.twitter.com/Nt6Pz5Pe3H
— Tesco (@Tesco) 2015年7月17日
以上が Twitter から発表された5つの Tips になります。いまや絵文字は世界的に普及している共通言語だと言えますので、日本のブランドでもグローバルでキャンペーンを展開する場合などは上記 Tips を参考にして頂けばと思います!