AdWords Editorがアップグレード、アプリインストール広告の作成やフリークエンシーキャップの編集などへ対応

AdWords Editorがアップグレード、アプリインストール広告の作成やフリークエンシーキャップの編集などへ対応

運用型広告レポート作成支援システム glu グルーAdWords Editor バージョン 11.4が公開され、アプリインストール広告の作成やアプリリンク表示オプション・レビュー表示オプションの編集などへ対応しました。今回更新された機能は以下の通りです。
参考リンク:
https://support.google.com/google-ads/editor/answer/6393248?hl=ja&ref_topic=13728

モバイルアプリのインストールキャンペーン作成

AdWords Editor上でもディスプレイネットワーク向けのモバイルアプリのインストールキャンペーンを作成することができるようになりました。
また、[キャンペーンを追加]ボタンにプルダウンメニューが追加され、キャンペーン作成時にキャンペーンタイプを設定できるようにも更新されています。
campaign

残念ながらまだアプリ エンゲージメント広告や検索ネットワークでのアプリ インストール広告は作成することができませんので、Webの管理画面から作成する必要があります。

アプリリンク表示オプション、レビュー表示オプション

AdWords Editor上でアプリリンク表示オプションとレビュー表示オプションを作成、管理できるようになりました。
これらは追加された「広告表示オプション」セクション、および「共有ライブラリ」にて管理が可能です。

「広告」と「広告表示オプション」を個別に表示

前述の通りAdWords Editorで管理できる広告表示オプションが増えたため、今まで「広告」のセクション内にあった「広告表示オプション」が独立し、個別に展開できるようになりました。
Webの管理画面では「広告」と「広告表示オプション」は別タブに分かれているため、より違和感なく管理できるようになったと言えます。見た目にも分かりやすくなりましたね。
Ads-and-extensions

「目標コンバージョン単価」入札戦略

キャンペーンの入札戦略にて「目標コンバージョン単価」を選択できるようになりました。この「目標コンバージョン単価」を使用する際には、2つ右隣にある「コンバージョン単価(JPY)」に1円以上を入力する必要があります。
また、「個別クリック単価」と「目標コンバージョン単価」は「単価設定」で切り替え、「拡張CPC」は有効/無効タブで選択、さらに共有の入札戦略をEditor上で作成することはできないため、入札戦略まわりはまだ改良の余地がありそうです。
TargetCPA

フリークエンシーキャップ

フリークエンシーキャップの設定・エクスポートが可能になりました。一括での設定・編集が簡単になりますね。
場所は[選択したキャンペーンの編集]タブ、「拡張CPC」の下にあります。
Frequency-capping
▼[編集]で詳細を設定可能
Frequency-capping_setting

「マッチタイプを無視」オプションを選択したときの絞り込み部分一致

これは「広告運用ツール」内にある「重複キーワードを検索」ツールでの検索条件における、絞り込み部分一致の扱いが変更になりました。具体的には「重複キーワードを検索」ツールを起動後、「キーワードマッチ」欄にて「キーワードマッチの異なる重複キーワード(除外キーワードを含む)」を選択した際に、絞り込み部分一致のマッチタイプは無視するようになったようです。
find-duplicate-keywords
リリースノートには”「マッチタイプを無視」オプションを選択”と記載されていますが、実際はこの名称のオプションが存在するのではなく、上記のパターンであることをGoogle ヘルプセンターにて確認済みです。
ちょっとややこしい表現ですので、分かりやすく変更していただけると良いですね。

なお、「重複キーワードを検索」ツールはキャンペーン内/広告グループ内など条件を設定し、重複して登録されているキーワードを検索することができる機能で、入稿ミスの発見や構成変更作業の確認に活躍しますので、使いこなせると大変便利です。
find-duplicate-keywords-tool
参考リンク:「重複キーワードを検索」ツール
https://support.google.com/google-ads/editor/answer/47633?hl=ja&ref_topic=9313

AdWords運用者にとって必須と言えるAdWords Editor。Editor上でも管理画面と同様にできることが増えてきており、配信データもダウンロードできるため、調整作業のほとんどをEditor上でされている方も多いのではないでしょうか。むしろWebの管理画面よりも設定内容が一覧できるためチェックがしやすいというメリットもあり、入稿は頻繁にしないという方も定期的にEditorを起動してみることをおすすめします。
さらにAdWords自体の大幅なデザイン変更が発表されている(※)ため、Editorにもアップデートが入ることが予想されます。これからどのように便利になっていくのか、楽しみですね!
※参考リンク:
AdWordsが完全なデザイン変更を予定
AdWordsの新デザイン、米国5月24日に初お披露目

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