AdWords APIの最新バージョンv201605のリリースが発表されました。
リンク:Announcing v201605 of the AdWords API
今回のアップグレードのハイライトは以下の通りです:
- 拡張テキスト広告およびレスポンシブディスプレイ広告への対応: 先日の新機能発表でアナウンスされた新しい広告タイプをExpandedTextAdとResponsiveDisplayAdを使って作成できます。 テストアカウントでお試しが可能です。今後数カ月間のうちにプロダクション環境へと移行する予定です。
- プラットフォーム毎の入札単価シミュレーション: プラットフォーム毎の入札単価シミュレーションがTrafficEstimatorServiceに追加されました。
- プラットフォーム毎の入札単価調整(テストアカウントのみ): キャンペーンおよび広告グループの入札単価調整がすべてのバージョンでサポートされました。ただしテストアカウントのみです。これまで入札単価調整はHighEndMobile (30001)のみでサポートされていました。こちらも今後数カ月間のうちにプロダクション環境へと移行する予定です。
- 品質スコアのレポーティング改善: 新しいHasQualityScoreフィールドを使うことで、各クライテリアにおいて、品質スコアの有無に応じて行のフィルターができるようになりました。これに加え、QualityScoreフィールドには、HasQualityScore = falseの場合、’–‘値が適用されるようになりました。
- レポートに画像ディメンションが追加:ImageCreativeImageHeightおよびImageCreativeImageWidthフィールドがAd Performance reportに追加され、イメージ広告の画像ディメンションを取得できます。これまでは複数のAdGroupAdServiceリクエストを実行する必要がありました。
現行バージョンのv201601は2016年8月23日をもってサンセットになる予定です。グーグルではv201603での開発をスキップしてv201605での開発を進めることを推奨しています。
それにしても矢継ぎ早です。開発計画に影響があるベンダーも多いと思いますが、意味のある機能がAPI経由でタイムリーに利用できることは喜ばしいことです。