Facebook がニュースフィードのアルゴリズムをアップデートする旨発表しました。今回のアップデートでは、ライブブロードキャスト機能を使った「ライブビデオ」の投稿が優先的にニュースフィードの高い位置に表示されるようです。
リンク:News Feed FYI: Taking into Account Live Video When Ranking Feed
現在ニュースフィードではテキストのみの投稿や写真、動画、リンク、ライブビデオと多種多様なフォーマットで溢れています。ライブビデオは2015年12月にiOS限定でロールアウトされ、その後米国のみでAndroid版が展開され始めました。
ライブビデオの例:
Education is everything. When children get a high-quality education, it opens up a life full of choice and opportunity….
今回のアップデートにあたり、プロダクトマネージャーを務めるVibhi Kant氏とソフトウェアエンジニアのJie Xuは以下のようにコメントしています。
“As with any new type of content in News Feed, we are learning what signals help us show you the most relevant Facebook Live videos for you personally. For example, a few years ago when more people began sharing and watching video on Facebook we listened to feedback to learn what signals helped us show people more of the videos they want to see and fewer of the videos they don’t.”
(これまで新しい投稿タイプがロールアウトされた時と同様に、私たちはそれぞれのユーザーにとって最も関連度の高いライブビデオを表示できるようユーザー発信のアクションによるシグナルをヒントにしています。例えば、数年前多くのユーザーが動画をシェア、視聴を始めた時もユーザーのフィードバックを参考に見たい動画とそうでない動画を選別しました。)
“At first we updated News Feed ranking to take into account how many people watched a video and how long people watched for to help us personalize News Feed based on people’s preference for watching video. Over time we also learned that certain actions people take on a video, such as choosing to turn on sound or making the video full screen, are good signs they wanted to see that video, even if they didn’t choose to like it.”
(最初のアップデートでは、その動画を視聴しているユーザーの数と各ユーザーの視聴時間を考慮してランク付けし、ユーザーの興味度に基づいてパーソナライズしました。時間が経つにつれ、ユーザーは動画ごとにサウンド設定のオンやフルスクリーンモードなど、特定のアクションをとっていることがわかりました。仮に動画に対して「いいね!」していなくても、そのようなアクションをとっているということはその動画に対して興味度が高いというサインとして受け取ることができます。
現在はこれまでより多くのユーザーがライブビデオを視聴しているようで、通常の動画とは別のスコアリング方法も検討しているそうです。実際に現在のライブビデオの視聴時間は通常の動画に比べ3倍も長いようで、「ライブビデオは事後的に公開される動画よりモーメントを捉えており、ユーザーにとってより興味深い内容だからです」と伝えています。
このようなデータから、冒頭で前述した「ライブビデオの投稿が優先的にニュースフィードの高い位置に表示される」という仕様を採用するに至ったようです。
ページ与える影響について
現在ライブビデオは “認証済み” のFacebookページとユーザーが利用可能ですが、「アップデートによってページに大きな影響があることは期待しないでください。今回アップデートしたアルゴリズムもまだまだ検証の余地があり、今後さらにスコアリング方法を改善し続けます」と伝えています。
今後も追加情報はブログで発信するとのことですので、アップデートが公表され次第当メディアでも取り上げたいと思います!