AdWords APIの最新バージョンv201603のリリースが発表されました。
リンク:Announcing v201603 of the AdWords API
今回のアップグレードのハイライトは以下の通りです:
- ?キャンペーンテスト: 検索ネットワークおよび検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)のキャンペーンテストにおいてさらなる柔軟性を与えるサービスが追加
- 目標コンバージョン単価または目標予算(クリック最大化): ポートフォリオ戦略でも標準戦略でも選択可能。これに加え、ポートフォリオ戦略での目標コンバージョン単価制では広告グループ毎に異なる目標コンバージョン単価を設定することが可能に。
- 上位のコンテンツ(上級者向け)向け入札単価調整: 新しいPreferredContentクライテリアタイプによって、YouTube やディスプレイ ネットワークでGoogle によって人気があると評価され、1日あたりのインプレッション数が多く、大量のトラフィックや視聴者とのエンゲージメントが発生する傾向があるコンテンツに対して入札単価調整を設定できます。また、新しいTOP_CONTENT_PERFORMANCE_REPORTによって、入札単価調整による広告グループ毎のパフォーマンスをモニタリングできます。
- キャンペーンレベルのモバイルの入札単価調整シミュレータ: DataServiceに新しくgetCampaignCriterionBidLandscapeおよびqueryCampaignCriterionBidLandscapeメソッドが追加され、キャンペーンレベルでHighEndMobile Platform (ID 30001)のモバイルの入札単価調整シミュレーションを戻すように。
- レポートにユニバーサルアプリキャンペーンが追加: レポートにユニバーサルアプリキャンペーンのデータが追加されました。これらのキャンペーンはAdvertisingChannelType MULTI_CHANNELまたはAdvertisingChannelSubType UNIVERSAL_APP_CAMPAIGNから見つけることができます。
- バッチ処理: BatchJobServiceがすべてのバージョンのAPIでジョブのキャンセルをサポート。MutateJobServiceはv201603で削除されました。
- ターゲティング拡張: 各ExtensionFeedItemのためのキャンペーン、広告グループ、キーワード、地域ターゲティングの設定をサポート。
- レポートの改善: 広告グループレベルの入札単価調整がADGROUP_PERFORMANCE_REPORTの新しいAdGroupMobileBidModifierで取得可能に。Null値は全レポートでダッシュ2本(–)で表示されます。
現行バージョンのv201509は2016年6月21日をもってサンセットになる予定です。グーグルではv201601での開発をスキップしてv201603での開発を進めることを推奨しています。