DFP の SDK-less Mediation
DFP(DoubleClick for Publishers)から、モバイルアプリ向け広告でSDKなしのメディエーションが可能になるという発表がありました。現在はベータ版で、2016年の春を目処に、DFP全体へ適用される予定のようです。
リンク:DoubleClick Publisher Blog: SDK-less mediation: A more efficient path to greater yield
アプリ広告は、新しいネットワークの導入には基本的に SDK の組み込みが必須のため、SDKに起因するアプリ自体のアップデートが発生してしまうことや、他の SDK との競合が起きてしまうことがあるなど、どうしてもアプリ側の開発や運用コストが発生してしまうため、導入に二の足を踏んでしまうデベロッパーが多かったと思います。
今回の発表では、DFP側で広告設定を集約することにより、新たなSDKの組み込みをなくすことが可能なるとのこと。モバイルアプリのイールド・マネジメントが容易になることが期待されます。
AdMobでも同様の動き
なお、同じタイミングで、AdMobでも同様の実装が可能になると伝えられており、AdMobを以前から利用しているアプリでも広告運用が一層簡便になると思われます。
リンク:Inside AdMob: SDK-less Mediation: An easier way to mediate
これまでの広告SDKを利用していた機能「ANO(広告ネットワークの最適化)」や「Live CPM」は、今回の新しい発表でもカバーされているため、既存のAdMobを利用しているパブリッシャーとの機能面での違いはないようです。(利用できるネットワークには違いがありますが、提携パートナーは増えていくと思われます)