2016年1月12日(火)、広告サーバー事業者の Flashtalking が、オンラインアトリビューションの Encore Media Metrics を買収したと発表しました。(買収金額は不明)
リンク:Flashtalking Acquires Encore, Adds Attribution Services To Its Offering | AdExchanger
Flashtalking は2015年9月にデバイス判定ソリューションを提供する Device[9] を買収しているほか、自身も広告の視認性(Viewability)についてのサービスを開発しており、今回の Encore の買収によって、広告配信後の分析機能が強化されることになります。
買収された Encore は、アトリビューションの分野では「Digital-savvy attribution vendor」と呼ばれるカテゴリに属しており、近年多くのアトリビューションサービスが指向しているオフラインも含めたクロスチャネルアトリビューションというよりは、デジタルに特化してアルゴリズムで最適化するサービスを提供しています。アドサーバーとの相性は比較的よいのではと想像されます。
Flashtalking は以前より独立系を標榜していますが、2016年も引き続き広告配信事業で必要なカテゴリーを開発もしくは買収を通じて網羅していくと発表しており、配信にまつわるソリューションを統合していくことで、利益率の増加と買収への対策を進めていく狙いがあるものと思われます。