Facebook、”Buy Tickets”ボタンのテストを開始

Facebook、"Buy Tickets"ボタンのテストを開始

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先日Facebookのコールトゥアクションボタン(以下CTAボタン)から”Buy”ボタンのベータ版が発表された旨ご紹介しましたが、2015年12月4日(米国時間)にコンサートなどチケットの販売で利用できる”Buy Tickets”ボタンのテストを開始したと米BuzzFeedの公式ニュースから発表されました。

リンク:In Latest Commerce Move, Facebook Brings Concert Ticketing To Its Platform

前回発表されたBuyボタンもFacebookの外に遷移せずそのまま商品の購入が完了する、という仕様でしたが、Buy Ticketボタンもチケットの購入がFacebookの中で完結するような仕様になっているようです。

利用手順など詳細の情報は公開されていませんが、発表元の画面キャプチャを見る限りイベントページのトップにCTAボタンが固定されており、タップ後枚数や支払い方法を入力すると購入が完了し、後で確認メールが送られてくる、というような流れになっています。

Facebook_testing_buy-tickets_Screenshot

電子チケットや紙のチケットとの連動性は今のところ特に無いようで、販売自体はFacebook上で行えますが、販売管理は他のツールを使う形になりそうです。そのため、座席指定のコンサートというよりは野外フェスや座席指定のないライブハウスなどのチケット販売先の1つとしてFacebookが加わる形でしょうか。

また、本機能の利用にあたりFacebookは販売手数料を取らないようで、2015年9月に BuzzFeed のインタビューに応じた Facebook で Product Manager を務める Aditya Koolwal氏が以下のコメントを残したそうです。

“Reducing the friction for buying a ticket is something that we think would be pretty interesting to do eventually, That’s definitely a very interesting thing that we’re waiting for the right time for.”

チケットを購入するまでの摩擦を低減させることは最終的にすごく有意義なことになると我々は思っていますし、そこに期待して我々は好機を伺っています。

※参考:BuzFeed News

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先述しましたが、複数のチャネルで販売したチケットを管理する機能は備わっていないようですので、大規模な野外フェスなど一定のチケット料金で大量に集客する場合は使い勝手の良い機能になるかと思います。

近年では日本においても音楽フェスティバルの開催が定着化し、音楽業界だけでなく地域への経済波及効果も各地で実証済みですので、音楽やイベントを通してビジネス/地域とユーザーをつなげていく、という意図が読み取れます。

2015年9月に発表された360動画への対応(詳しくは こちら)もイベントの体験を後日共有することに一役買うことになるでしょうし、Oculus VR を2014年に買収したことなども合点がいきます。

2015年に入ってローカルビジネス向けのアップデートも多く行われていますので、引き続き注目していきたいと思います!

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