Google AdWordsの複数アカウントがある場合、マネージャーアカウント(MCCアカウント)を活用するユーザーは多いと思います。今回の機能追加により、Google アナリティクスアカウントとのリンク設定と、リマーケティングタグおよびリストの共有が可能になりました。
リンク:Share Google Analytics data and remarketing lists more efficiently using manager accounts (MCC)
まず、MCCアカウントからGoogle アナリティクスまたはGoogle アナリティクス プレミアムへのリンクができるようになりました。MCCアカウントの「設定」-「リンクされたアカウント」からメニューに遷移できます。
これまでは個別のAdWordsアカウントでGoogle アナリティクスへのリンクを設定する必要がありましたが、新しいセットアップウィザードを使えば簡単にGoogle アナリティクスとのリンクが設定できます。
Google アナリティクスから指標やリマーケティングリスト、その他のデータをインポートする際、今後は1度だけで済みます。また、MCCアカウントに新しいAdWordsアカウントを追加すれば自動的に同じAnalyticsのプロパティにリンクされるようになります。詳しくは以下のヘルプを参照ください。
リンク:Google アナリティクスと AdWords のクライアント センター(MCC)アカウントをリンクする(AdWordsヘルプ)
また、MCCアカウント画面の「ユーザーリスト」から、リマーケティングリストの作成と共有ができるようになりました。Google アナリティクスまたはカスタマーマッチのいずれのリストも対象になります。
さらには、マネージャーレベルのリマーケティングタグを使ってリマーケティングリストを作成し、管理アカウント全体で共有することが可能です。これによりタグの再設定をしたり、複数のリマーケティングリストを管理する必要がなくなります。
詳しくは以下のヘルプを参照ください。
リンク:リマーケティング タグとリストの共有を設定する(AdWordsヘルプ)
MCCアカウント配下にぶらさがるAdWordsアカウントが多くなると管理が煩雑になりがちなので、いずれの機能もMCCアカウントの管理を効率化するのに役立ちますね。