Datos
ネットマーケティングカンパニーを標榜する株式会社ココラブルは2011年創業。すでに50名ほどのメンバーが集まり、
立ち上げからFacebook広告の運用を柱にするにあたり、ツール事業は最初から念頭に置いていたという。代理事業で培ったノウハウをツールに最大限反映しつつも、コンセプトとしては「誰にでも簡単に」。まだリリースしたてのベータ版という位置付けながら、純正のパワーエディタには搭載していない、運用者視点の「痒い所に手が届く」的な機能が豊富と言っていいだろう。
まずはターゲットグループ登録機能を紹介する。《東京在住×Lookalike×既婚ユーザー》など、詳細なターゲットの組み合わせがDatos上に登録できる。パワーエディタにはない機能であり、事前にターゲットが登録することで、作業ミスを防ぎ工数の削減につなげることができるという。
また、入稿機能としては標準の《複数画像×単一見出し×単一本文》ではなく、Datosでは《複数画像×複数見出し×複数本文》の一括入稿に対応している。これに合わせ、ターゲットグループ入稿も可能で、上記で作成をしたターゲットグループの掛けあわせにも対応しているため、《クリエイティブ×ターゲット》で一括入稿することが可能。
管理機能としては即時、時間指定での一括停止、一括配信再開、予算変更を選択できる。こちらに関してもパワーエディタでは《広告セットの停止》のみ時間指定が可能なところ、広告キャンペーン、広告セット、広告グループレベルで停止が可能。それぞれの登録名、もしくはIDをコピーペーストすれば一括停止などを設定できる部分などは運用者の作業スタイルを考慮したものと言ってよい。
レポート機能が一番大きな特長と岡弘氏は言う。ボタンひとつで、掲載イメージのキャプチャがついたクリエイティブレポートが抽出される。また、要素別カテゴリーレポートや時系列レポートもすぐにExcel出力できるのも便利である。それだけでなく、画面遷移せずに、レポート画面上でON/OFFや設定予算の変更などができる点が大きい。オンのものは白で表示され、比較を入れると設定した期間のデータが出る。前週と今週を並び替えてもキャプチャが全部ついてくる。コスト順やCPA順に並び替えたりなどで止めるかの判断がしやすい。A/Bテストがしやすい環境になっている。また、レポートはRAWデータの出力も可能のため、エクスポート後に加工もできる。
今後は自動調整関連やカスタムオーディエンス周辺の機能の充実を図っていく計画という。
ツール名 | Datos |
提供会社 | 株式会社ココラブル |
特長 | ・キャプチャ付きクリエイティブ別レポート ・画像・テキスト等の要素別レポートが、ボタン1つでExcelに出力できる ・レポート画面上での予算調整、広告の制御ができる ・広告キャンペーン、広告セット、広告グループでの即時、時間指定での一括停止、一括配信再開、予算変更 ・【複数画像×複数見出し×複数本文】の一括入稿に対応 ・ターゲットグループ登録・入稿 ・外部のコンバージョン数、売上のインポート |
提供価格 | 現在ベータ版提供期間により無料 |
提供先 | 広告代理店および広告主 |
URL | Datosのサイトへ |
事例 | 現在ベータ版を複数社でトライアル中 |
連絡先 | 株式会社ココラブル datos@cocolable.co.jp |