Google AdWords(Google 広告)の表示項目に新たにインタラクション(操作)が追加。マルチチャネルでも把握が容易に

Google AdWords(Google広告)の表示項目に新たにインタラクション(操作)が追加。マルチチャネルでも把握が容易に

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新たな指標「インタラクション(操作)」

2015年9月2日(日本時間9月3日)、Google は AdWords の表示項目に新たに「操作」「操作率」「平均費用」3つの指標を加えたと発表しました。
※この記事を書いている9月3日の時点ではヘルプと管理画面の表記が違っているので、ここでは「操作」とします。

リンク:Inside AdWords: New reporting columns for multi-channel advertisers

これは、これまで管理画面上でメニューが別だった TruView 動画広告キャンペーンを統合(→参考記事)したことに伴ったアップデートで、目的や費用発生根拠の異なるキャンペーンを一元管理するための統合指標として導入されました。なお、ヘルプも既に日本語化されています。

キャンペーン タイプをまたいだ掲載結果を確認する – AdWords ヘルプ

新指標の種類と、導入背景

動画広告がキャンペーンに統合されたことで、AdWordsの管理画面では、「検索」「ディスプレイ」「ショッピング」「動画」という4つのチャネルが同じページで一覧できるようになりました。

ただ、これらのキャンペーンは目的や課金モデルが違っています。検索やショッピング、ほとんどのディスプレイは「クリック」ですが、動画は「視聴」、ライトボックスなど一部の広告は「エンゲージメント」という指標で課金されます。

これらのキャンペーンの指標を管理画面のダッシュボードで一覧しようとすると、必要なカラム(列)だけでヨコにどんどん拡がってしまい、可読性が著しく下がってしまいます。これまでも2015年4月に発表されたキャンペーンフィルタやカスタムカラムである程度対応可能でしたが、いよいよ AdWords 自体がマルチチャネル化してきたため、管理画面のユーザビリティを上げる意味で、統合指標である「操作」が導入されたようです。

「操作」の指標に含まれるアクションは、それぞれのキャンペーンタイプごとに、以下のようになっています。

interaction_table

操作:キャンペーンタイプごとに定義されたアクション(検索やショッピングならクリック、動画では視聴など)のこと。キャンペーンで一覧した際に、それぞれのタイプによってまとめられるので、この項目一つで済みます。

操作率:上記「操作」が行われた率。「操作÷表示回数」で求められます。検索やディスプレイしか実行していなければ、「クリック率」だと考えてOKです。

平均費用:「操作」1回あたりの平均費用。「費用÷操作」で求められます。検索やディスプレイだけであれば「平均CPC」だと見做してOKです。※ちょっと項目名自体が分かりにくいですね…

設定方法

既にすべてのアカウントに適用されていますので、以下の方法で設定できます。

・キャンペーンの画面で「表示項目」から「表示項目を変更…」をクリック

・「掲載結果」からスクロールすると下の方にあるので、追加

custom-columns

ヘルプと項目名が違っているので注意(2015年9月3日時点)

以前からTrueView動画広告を利用していたアカウントは、今回の管理画面統合によって表示する指標がどうしても増えてしまいますので、この機会に指標を切り替えてみるのがよいかもしれません。(動画を使っていないキャンペーンでは今のところ特に変更する必要はないと思います)

今後、新しい指標が増えたり、「エンゲージメント」が適用される広告が増えてくると、「操作」の必要性がより高まってくるのではないでしょうか。進化する配信手法に合わせ、管理画面の改善も常に過渡期にあるのだなあと思います。

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