米国時間の8月8日、Facebookがページのメッセージ機能のアップデートを発表しました。
リンク:Pages Messaging: New Ways for People and Businesses to Connect
今回のアップデートは、主にローカルビジネスの広告主にとって重要なアップデートになっています。
CTAボタンの追加
Local Awareness AdsのCTAボタンは、これまで『今すぐ電話』と『道順を表示』のみでしたが、今回のアップデートで『Send Message』(まだ日本語表記の発表がされておりませんが、『メッセージを送信』等でしょうか)が追加されるようです。『Send Message』ボタンをクリック(タップ)するとFacebookのメッセンジャーウインドウが立ち上がり、そのままメッセージを送信できる仕様になっています。
非公開コメントへの返信
これまで、ページ側のユーザーとのコミュニケーションの方法は
?ユーザからのコメントに対し、コメント欄での返信
?ユーザー発信のメッセージへの返信
の2種類のみでしたが、今後数週間でコメントに対してメッセージで返答することができるようになる、とのことです。
ユーザーからのコメントに非公開で返信したい場合、“Message”オプションをクリックするとコメントしたユーザーとのプライベートメッセージスレッドにてやりとりできます。
この場合、ページがユーザーに対して個人的に応答したことがメモとして表示されるため、他のユーザーもページがきちんと対応していることを確認することが出来るようです。
ページトップにバッジの追加
先日のニュース記事「Facebook、ページにメッセージ返信率/速度が把握できる機能を実装」でもバッジ機能については少し触れましたが、ユーザーから届くメッセージの90%に5分以内で返信しているページには “Very responsive to messages” というバッジが付与されます(こちらも日本語表記の発表はありません)。
返答率/速度の評価は、過去7日間のデータを動的に算出して行われます。基本的に全てのページで返答率/速度の評価は確認出来るようページインサイトに機能自体は実装されますが、バッジを付与されるのは “90%に5分以内” が原則のようです。
メッセージ管理用の新ツールのローンチ
ユーザーからのメッセージに迅速かつ正確に対応できるよう一般的な質問に回答できるようなテンプレート機能を持ったツールで、複数のテンプレートをプルダウン形式で選択し、ワンタップで送信できます、と伝えられています。送信前にテンプレートを編集することもできるようです。
また、ページ管理者用の受信トレイも一新され、アーカイブ・削除・フラグを使っての未読・スパムメッセージのマーキングを全てバルクで操作できるようになります。
利用開始にあたって
現状利用できるのは Local Awareness Ads の『Send Message』ボタンの追加(API経由)のみとなっています。その他機能のAPIサポートの提供は今後数ヶ月の間に展開され、進捗はマーケティングパートナーズのニュースページで投稿されます。
APIを使ってインターフェースに組み込む場合はこちらをご参照ください。
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動画広告が多いに盛り上がりを見せているFacebookですが、ローカルビジネスの広告主向けにもしっかり新機能を提供してきました。
将来的に、可視化出来る全てのエンゲージメント関連の数値が広告のスコアに反映される日が来るかもしれません。その時が来て焦ることのないよう、ページ運用の体制はきちんと整えておくことをお勧めします。