Googleは2015年7月22日、YouTubeのTrueView広告が360度動画に対応したと発表しました。
リンク:See the future of video by looking behind you: Introducing 360 degree video ads
本日よりChromeブラウザ搭載PCまたはAndroidかiOS上で動作するYouTubeアプリで見ることができます。モバイル環境の場合はGoogle Cardboardにマウントした形で再生する(Google Cardを使わなくてもアプリを動かしながら再生すると視点が動く)か、PCでもマウス操作で視点を変えることは可能です。
すでに米Coca-colaや米Nikeが360度動画広告を放映しています。Coca-colaは、ボトルデザイン100周年記念に360度動画広告を公開しており、標準的なインストリーム動画広告よりビュースルー率が36%高かったとしています。
こちらは米国で最初にTruView広告で360度動画を使ったキャンペーンを展開した米BudweiserのBud Lightの動画です。
360度動画広告はYouTube HTML5リッチメディア・マストヘッドでも動作し、TruViewインストリーム動画広告およびインディスプレイ広告にも対応しています。
360度動画広告を制作するには、まず360度動画対応カメラで動画を撮影します。現時点では、Ricoh Theta、Kodak SP360、Giroptic 360camまたはIC Real Tech Allieが対応またはこれから対応します。動画の準備ができたらPCからアップロードします。TruView広告のキャンペーンで360度動画を設定するにはAdWords管理画面から、YouTubeマストヘッドの場合はGoogleの営業担当がサポートするようです。