米国時間の6月15日、Facebookが広告管理ツールである広告マネージャとパワーエディタのアップグレードを発表しました。
リンク:Upgraded Tools for Creating and Managing Facebook Ads
今回のアップグレードは『これまでより簡単に広告を作成できること』、『レイアウトをシンプルにし、新機能を実装させること』が意図としてあるようで、これによって「少ない労力でより大きな効果を得ることが出来る」とFacebookは伝えています。
新しい広告マネージャ
広告マネージャは広告の作成や編集、分析を行うためのツールですが、基本的な機能は変わらず、広告主が求める情報により早くアクセスできるレイアウトになったようです。
■レイアウトの変更
アップグレード後は”Manage Ads”セクションがホーム画面になり、先週の予算進捗状況を確認することが可能になります。キャンペーン、広告セット、広告それぞれをクリックするとページの中央にグラフが表示され、オーディエンスとプレースメントの配信結果を確認できます。
■自動レポーティング機能
日付の調整や広告の目的、配信ステータスなどでパフォーマンスデータをフィルタリングすると、Facebook側で自動的に保存し、設定した間隔でレポートを送信する新機能を実装しました。
■作業効率の改善
広告の作成・編集プロセスが短縮されました。また、ターゲット・予算・クリエイティブを一括編集する機能に加え、キャンペーンや広告セットの設定を引き継いで簡単に広告を複製できる“Create similar”機能も追加されました。
新しいパワーエディタ
パワーエディタは主に広告の一括編集やバルク入稿を行うツールですが、新バージョンではより機能的なレイアウトを採用したようです。
■レイアウトの変更
これまでの仕様では広告の編集中にキャンペーン情報を見ることができませんでしたが、新しいレイアウトでは作業スペースが拡大され、キャンペーン情報を見ながら広告の編集が行えます。
■検索機能の強化
名前・ID・ステータス・目的でフィルタリングし、キャンペーン・広告セット・広告を見つけることができます。また、“recently edited” と “recently uploaded” 機能も追加され、最近加えた変更もすぐに確認できるようになります。
アップデート状況について
「現在上記2ツールの新バージョンは一部の広告主にテスト利用されており、今後数ヶ月にわたって全アカウントで利用できるよう拡大していく予定です。」とのことです。
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筆者も早速確認いたしましたが、広告マネージャ、パワーエディタともにアップデートされておりませんでした。ここまで大幅なツールのアップデートは久しぶりなので、アカウントに適用されるのが楽しみです。特に、パワーエディタの作業スペース拡大は効率の向上に役立ってくれると思います。