2015年5月15日に、AdWords Editorが11.1.1へアップグレードされました。
AdWords Editorが昨年12月に大幅にアップグレードされた時、操作方法に戸惑った方も多いと思います。
特に複数サイズ、リンク先が異なるイメージ広告の一括入稿方法は、苦労された方も多いのではないでしょうか。この春から運用を始められた方の中には、まだイメージ広告の一括入稿方法を知らない方もいらっしゃる思いますので、今回はAdWords Editorでイメージ広告の一括入稿方法の解説をします。
複数サイズ、リンク先が異なる広告の一括入稿方法
AdWords Editorを立ち上げ、左下にある「管理」の「イメージ広告」を選択して下さい。
その後、AdWords Editorの上部に画像と同じものが表示されていると思います。赤枠で囲った「複数の変更」をクリックして下さい。
スプレッドシートが表示されます。今回は、複数キャンペーン、広告グループを同時に入稿する想定ですので、左上にある「データにキャンペーンや広告グループの列が含まれる」を選択して下さい。
画像のように各列で入稿する項目を指定して下さい。(注意:項目の順序は、ご自身の好きな順序で大丈夫です。)テキスト広告とほぼ同じ項目ですが「image(画像)」と「Ad Name(広告名)」がイメージ広告では必要です。
以前のバージョンでは「Image File Name」と「Ad Name」を指定する方法でした。新バージョンでは「image(画像)」が「Image File Name」に該当します。また、「Image File Name」は、AdWords Editorに読み込ませて取得する方法でしたが、新バージョンから下記のように変更されました。
image(画像):画像を保存している場所(パス)を入力します。
例:Desktop/image/201505/20150518_atara_200×200.jpg
注意点は「20150518_atara_200×200.jpg」の様に、画像ファイル名まで指定して下さい。
Ad Name(広告名):20150518_atara_200×200.jpgの様な任意の名前を入力して下さい。レポートで集計しやすい様に設定しておくことをおすすめします。特に入稿日とサイズは入れておくと便利だと思います。
その後「表示URL」「リンク先」などイメージ広告の必須項目を入力し、テキスト広告と同様の手順で入稿すれば完了です。
一括入稿用のエクセルテンプレートを用意する
大量に入稿する場合はエクセルで入稿ファイルを作成後、AdWords Editorに貼り付ける方が作業が早いと思います。イメージ広告の一括入稿をする時のテンプレートを作成されることをお勧めします。
特に「image(画像)」、「Ad Name(広告名)」の部分の作成に手間取ることが想定されます。入稿する画像の保存場所の固定や画像ファイル名のルール化で、入稿ファイル作成の手間を最低限に抑えることが可能になります。過去に入稿したトレースを整理する意味でも、画像の保存場所やファイル名は統一することをおすすめします。
まとめ
AdWords Editorは運用を助けてくれる強力なツールです。AdWords Editorがなければ入稿のスピードは格段に遅くなり、改善が進まないと思います。しかし、しっかり使いこなさなければ本来の威力は発揮しません。是非、AdWords Editorは積極的に使っていただければと思います。