米NanigansとFacebookのマーケティングパートナーによる最新のリサーチによると、2015年のQ1におけるFacebookのグローバルでのCTRは、昨年のQ4と比較して17%増加し、前年同期比では260%まで伸びているようです。
このCTRの伸びは、多くの広告主がデスクトップからモバイルへの配信中心にシフトさせていることが起因していると考られます。デスクトップの右側で表示させるより、モバイルニュースフィードの大きなビジュアルで見せた方が、ほとんどの場合高いCTRをマークするでしょう。
Nanigansのレポートでは、CTRの伸びは効果的なリーチと、ソーシャルネットワーク上で最も関連性の高いオーディエンスとエンゲージしていることを示している、と報告しています。
レポートはこちらからダウンロードできます。
その他の主な内容は以下です:
目次
・広告主の動画広告への出稿額が、四半期比で2.8倍
・multi-product ads への出稿額が5.2倍に上昇
・グローバルでのCPCが、2014年Q4と比較して17%低下し、CPMも3%安価に
また、広告フォーマットごとの広告費率の推移を表したレポートも出ていました。
Unpublished Page Post(非公開投稿)が初めて60%超えをマークしており、Video Adの影響の大きさが伺えます。
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今年に入ってからというもの、ますます動画コンテンツが増えているのは肌感覚でわかっていたことですが、数字で見るとやはりそうだったか、と思う次第です。
動画広告を先駆けて導入していた企業はエンタメ関連や一部のグローバル企業だけでしたが、ここ最近は業種を問わず盛り上がりを見せていますので、広告フォーマットとアルゴリズムが洗練されていくことを期待して、これからも注目していきたいと思います。