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海外で開催されるマーケティング系カンファレンスの歩き方を紹介
毎年、海外で開催される業界カンファレンスには参加するようにしています。シアトルで開催されている検索エンジン業界の2大カンファレンスの一つであるSMX(Search Marketing eXpo) Advancedは4-5年間は連続で参加しています。カンファレンス参加歴は10年以上になります。
毎回参加すると、色んな学びがありますが、カンファレンス内容はもちろん、その内容をなるべく吸収するために必要なものも見えてきます。
カンファレンス参加を100%活かすためのいくつかの手法やツールを紹介したいと思います。
1. 時差調整してから臨む
カンファレンスは9時から18時までスケジュールがビッシリ。それを3-4日間参加するからかなりの労力を使います。途中眠くなることもしばし。日本から前日、または前々日に現地入りし、時差調整することで会期を乗り切れると思えば数日分の宿泊費など安いものです。といってもそれでも眠くはなるのでガムや飲み物なども準備しておきましょう。
2. 電源を確保する方法
カンファレンス会場では意外と電源の確保に困ることが多いのです。電源ソケットが横の壁だけ、前列だけ、端の席だけなど全席に用意されているわけではありません。
最近のPCは大容量バッテリーのものも多いですが、やはり電源が途中で切れてしまいメモを取れなくなるのは怖いです。筆者は必ず延長ケーブルを持参します。電源ソケットが遠くにあっても対応できます。また、周りの人にも延長ケーブルを使わせてあげましょう。それが会話のきっかけになることが実に多いです。
3. 会場は意外と寒いことが多い
カンファレンス会場はエアコンが効きすぎて寒くなることがあります。羽織るものなどを持参しましょう。
4. Twitterなどでカンファレンスの内容を読み取る
カンファレンス主催者が提示したTwitterハッシュタグを追えば、要約上手な人が講演内容を書き込んでくれるので、メモを取りのがしても理解できます。後でレポートを書くにも役立ちます。また、複数トラックあって両方に出られないケースでも、概要は理解できるので活用しましょう。
5. セッションの終わりの質問タイムを有効に使う
実際のセッションよりも、最後の質疑応答(Q&A)のほうが役立つケースも多いものです。パネリストと聴講者とのやり取りもなかなかおもしろいです。Q&Aは耳に頼るしかないため上級者向けですが、がんばって少しでも聞き取ってみましょう。
6. プレゼン資料を入手する
プレゼン資料はセッション後に公式ウェブサイトなどにアップしてくれるケースがあるので、どこにあるか、ログインのためのID/PWは何かを調べましょう(公式ガイドなどに書いてあることが多い)。ただ、スピーカーによってはなかなかアップされないケースもあります。プレゼンの最後などにメールアドレスを教えてくれることも多いので、書き留めて直接スピーカーに連絡して入手しましょう。
7. 展示会場でどんどん話す
展示会場が併設されている場合は、興味がありそうな各社のブースで色々聞いてみましょう。1対1のコミュニケーションから思いがけず入手できる情報があるかもしれません。予め質問を準備しておくのもいいかもしれません。
8. ネットワーキングする
海外の同業者の話を聞くのも有益です。機会はたくさんあります。隣に座った人に話しかけるもよし、ネットワーキングランチやカクテルパーティーなどに参加するもよし。これも現地の言葉で自己紹介を準備しておくといいです(外国語で話すのが苦手な人は紙で準備しておくのもいいです)。
日本から参加した人たちで情報交換するのも役立ちます。複数トラックの場合、分担を決めることもできますし、同じセッション参加者同士で内容のおさらいをすることもできます(みんな帰国後の報告レポートは悩みの種なので!)。
以上です。参考になりましたでしょうか?
Happy conferencing!