伴走型インハウス支援事例:株式会社エイチームライフデザイン様
的確なアドバイスで人材が育ち、
グループの成功事例が生まれた。
株式会社エイチームライフデザイン
プロモーションマーケティング本部 アドマーケティング部第1グループ
川村駿様
武澤康平様
サービスサイト https://www.navikuru.jp/
アタラの評価ポイント
・運用未経験のメンバーもしっかりとスキルが身に付いた
・アカウント構造を刷新し、コンバージョン数が伸びた
・全体から細かな施策までサポート
株式会社エイチームのグループ企業で「引越し侍」「ナビクル」などの総合比較サイトを運営する株式会社エイチームライフデザイン。
2023年の約半年間、アタラの伴走型インハウス支援を導入していただきました。同社のプロモーションマーケティング本部の川村様、武澤様に、支援前に抱えていた課題や具体的な支援内容などについて伺いました。
■若いチームのスキル不足と情報不足が課題
―はじめに御社の事業概要とお二方の担当業務について教えてください。
川村:エイチームグループでさまざまな比較サイト事業を行っている中で、名古屋のエイチームライフデザインは「引越し侍」や「ナビクル」「ハナユメ」などの比較サイトを運営しています。
アタラさんとご一緒させていただいたのは「ナビクル」という中古車一括査定サイトの集客チームです。「ナビクル」自体は、最大10社に査定依頼できる買い取り業者の多さと、早ければ即日で買い取りの最高額を提示できるスピード感が売りのサービスです。
弊社はいずれのサービスも、リスティング広告による集客が中心です。われわれの部署は運用型広告をメインに担当しており、集客をより伸ばすためにお手伝いいただきました。
―アタラにご依頼いただいた経緯を教えていただけますか。
川村:最初は全社的なヤフーさんとの取り組みの一環として、アタラさんを紹介していただきました。先に大阪のエイチームフィナジーをご支援いただいており、非常によい取り組みだという話を聞いていたので、われわれから「アタラさんにお願いします」とご相談しました。
―もともとインハウスでの広告運用をされていたのでしょうか。
川村:はい。弊社は基本的にインハウスで、一つのメディアに4、5人のチーム体制で広告運用を行っています。
―当時はどのような課題をお持ちでしたか。
川村:われわれのチームは、武澤をはじめ、広告運用が未経験の若いメンバーが多く、全体的なスキルアップや施策の精度向上を課題に掲げていました。その点をサポートしていただけるのがアタラさんでした。
またインハウスは、社内でノウハウが蓄積できる一方で、社内の事例しか共有されず、もっと外部からいろいろな事例などを取り入れないと、なかなか次の成長につながらないという課題感がありました。成長に向けて、外部からの情報が必要なタイミングだったと思います。
―具体的にどのように支援を進めていったのでしょうか。
武澤:隔週90分のミーティングの中で、アカウントの分析や、われわれが運用面で抱えている課題について回答していただき、改善するために次のアクションはどうすべきかを考えていきました。しっかり伴走していただくサポートでしたね。
―実際に支援が始まってからの印象はいかがでしたか。
川村:われわれもそれまでインハウス運用していたので共通認識もあり、スムーズに始められた印象でした。同時に、やはり外部からの視点でさまざまな知見をくださり、知らないことや新しい視点が多く、すごくよかったと感じましたね。
■アカウント構造を見直し、コンバージョン数が倍に
―当初はどのような目標を掲げていたのでしょうか。
川村:まずは、運用未経験のメンバーがいたので、アカウント分析から課題の抽出、施策実行と振り返り、そして次の施策につなげるPDCAサイクルをきちんと回せるようにするのが目標でした。それをしっかりと個々のメンバーができるようになりましたね。
それと、アカウント構造についてアドバイスしていただいたのも大きかったです。弊社は過去の成功事例などから蓄積されてきた独自のノウハウが多く、アカウント構造が刷新できていない状況でした。
清水:正直なところ、古い印象でした(笑)。エイチームグループとしてノウハウを共有して、ルール化しているのはすごくよいことだと思いますが、変わらないままの状態では古くなってしまうので、このカルチャーを変えることが仕事だと思いましたね。
川村:われわれもトレンドから遅れていたことは認識していながらも、運用型広告が集客の要になっている分、大きく変えてしまうとリスクも大きい。スモールテストしながら変えていく必要がありました。テストの方法もいろいろと提案していただき、徐々に変えていくことができました。
元のアカウント構造でもそれなりに集客できてはいましたが、そこにアタラさんの視点が入り、より進化できた、グレードアップしたと思っています。
―実際に成果は感じられましたか。
川村:明確にコンバージョン数が増え、特定のキャンペーンのコンバージョン数が倍になりました。
アタラさんにサポートしていただくことで、さまざまな施策にチャレンジでき、成功事例を出すことができました。目標にしていたコンバージョンやCPAの数字も大きく改善でき、すごくよかったと思っています。
目的を達成したのでサポートを終了していただいたのかなと思うくらい、現在はよい状況で広告運用ができています。われわれの部門だけでなく、成功事例としてグループの他の部門にも啓発していきたいですね。
―6カ月の支援期間で、目標の変化はありましたか。
川村:序盤はPDCAをしっかり回すために、広くアカウントを見ていただいて、徐々に個別の施策の改善に進んでいきました。最終的には、広告クリエイティブ訴求の改善に向けて、コンテスト形式の取り組みまで展開したので、6カ月間で大筋から細かな部分までサポートしていただけたと思っています。
―担当の小澤と清水の印象はいかがでしたか。
川村:お二方ともすごく経験豊富で業界に精通しているので、一つ質問をすると、必ず実際の事例や業界のトレンドまで教えていただけて、さすがだなと思っています。また、お二方で別の視点から意見をくださることもあり、それも勉強になりました。
武澤:実際の運用に関する質問には、基本的に小澤さんが答えてくださいました。加えて、運用の概念のような大枠に関しても清水さんにアドバイスしていただいて、自分が分からない課題に対する理解がより深まったと思っています。
■6カ月間でしっかりと成果につながった
―全体としてアタラに任せていかがでしたか。
川村:メンバーそれぞれが独り立ちできるようになるまでサポートしていただき、人が育ったという点と、実際に成果につながった点、これに尽きると思います。
6カ月はサポート期間としては短いのかもしれませんが、最初のミーティングでアカウントの改善ポイントなどをスプレッドシートで、ひととおり出してくださっていたので、6カ月でも完結できたと言いますか、すごく成果が出て満足しています。
武澤:私自身が運用未経験だったので、日々の課題に対して明確にアドバイスしてくださり非常に助かりました。教えていただいたことを実際にやってみると、本当に数字が改善されるんです。やった分だけ改善されるのが、的確だなと常に思っています。自分では気づかないですし、成果につながるアドバイスがいただけたのが本当によかったですね。
―サービスの今後の展望についても教えてください。
川村:リスティング広告の部分はサポートしていただいたおかげで伸ばせたので、これからは、SNSやディスプレイなどの新しいチャネルの開拓をしていきたいですね。
あとは集客の広告運用が安定してきた分、もっとサービス自体をグレードアップするような方向にリソースを割き、サービスを改善していきたいです。
―今後アタラに期待することはありますか。
川村:ナビクル部門以外でも「リスティング広告を伸ばしたい」といった声が上がったらアタラさんにお願いすると思いますし、またご縁があればよいなと思っています。
―ありがとうございます。本日はどうもありがとうございました。
※本記事の内容、所属等は公開日時点のものです。
同事例を担当するコンサルタント
特に運用型広告×コーチングを絡めた「人」に寄り添ったコンサルティングを心がけており、伴走型インハウス・広告運用トレーニング・アトリビューション分析を得意としている。
書籍「運用型広告 プロの思考回路」「海外カンファレンスの歩き方」 MarkeZineでの執筆など多数。
・アドテック九州登壇
・コーチング塾Integrity 卒業
また、マネジメント面では社員育成や組織構築を経験。 2015~2019年、宮崎にてオフィス構築や行政との連携、宮崎ICT協議会役員や厚生労働省認定職業訓練講師を担う。
2022年、アタラ合同会社入社。現在はクライアントのインハウス支援を主な提供サービスとし、それぞれの悩みや課題に寄り添いながら、広告運用トレーニングや戦略戦術設計などのコンサルテーションを担当。